バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

超久々の… 否、初記録!?

2018年04月15日 19時35分08秒 | バス運転士
朝8時頃、営業所前ターミナルを発車… 途中で2人を乗せて某運動場へ向かっていた。あるバス停で止まって前扉を開けたのだが、誰も乗らなかったので「あぁ、JR某駅行きのバスを待っているんだぁ~」と思いながら発車した。その次のバス停でも2人が待っていたけれど乗らなかったので、「JR某駅行きは、もうすぐ来るのかぁ~」と思った。

さらに次のバス停へ接近中… 「ここには誰もいないようだから、そのまま通過だねぇ~」と思いながら時刻を確認した時、道路右側から一人のお婆さんが現れたので「乗客なのかぁ?」と凝視したところ、「違うよ」というような反応をしたので「やっぱり通過だぁ~」と思った… その時、道路左側の歩道を前方から歩いてくる一人のお爺さんを発見したのだが、バスには全く興味がなさそうだったので、そのまま通過した…

ところが! お爺さんの少し後ろを歩いていた男性がサッと手を挙げたので驚いた。しかし、私は「もう交差点の直前だし~ 急ブレーキなんて踏めないし~ 交差点を過ぎたところで乗せるのも変だし~」と思って止まらずに走り続けたのだった… その後は「多分、JR某駅行きと勘違いしたんだよ」「いや、某運動場へ行きたかったのかもしれんぞ」「でも、時間を過ぎていたんだから…」「営業所に電話が入っとるかもな」などと考えながら走っていた。

その次の“某運動場発・某総合駅行き”に変わっても、私は「さっきの男性…」「いかん、いかん」「さすがにあの場面では…」「集中、集中」などと頭の中で繰り返しながら走行… そして、ある分岐点を直進した直後に「ん? 何か変…」と気が付き… すぐにバスを止めて「道を間違えました。申し訳ございません」と言ってから、スマホを取り出して営業所へ電話… 指示通りに路線外の道路を走り、5~6分遅れで路線に復帰した。

その後、某総合駅から某運動場に戻ったところで“選手交替”を言い渡され… それから2~3時間後、私が書いた“反省文”を見ながら上司2人と面談を行ったのだが… ある運転士さんが言っていた通り、“今月から”上司たち(事務所内)の雰囲気が変わったような気がした。面談の最後、今後の対策について話し合っている時には、和やかな空気に包まれていて… 私も「実現は不可能かもしれませんが、分岐点の手前では“運転席に電気が流れるように”してもらえると有り難いです」などと答えてしまうほどであった。

振り返ってみると… 私の“路線誤り”というミスは、記録の上では初めてかもしれない。入社当初に“記憶にあるけど記録にない路線誤り(上司の「お客様にお詫びしたなら、それで良し!」という一言で済んだこと)”はあったけれど、私の記憶の限りでは…。。。最後になりましたが、今回、私のミスでお客様にご迷惑をお掛けしてしまったこと、本当に申し訳なく思っています。