バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

発見されないシステム

2020年03月23日 16時28分59秒 | 仕分け作業(夜勤)
仕分け作業の第一ラウンドを終えた早朝… 第二ラウンドの準備中に、折り畳み式の“仕分け用の箱”の中から封筒が見つかることがちょいちょいある。その封筒は、我が倉庫で仕分け用の箱に入れられて、各配送拠点に向けて発送されたものの一つで… 薄くて小さな封筒が箱の底に忘れられ… そのままどこでもチェックされずに戻ってきたものと思われる。

我が倉庫に戻ってきた箱は、すぐ翌日に使うとは限らないので… それが何日も前に配達されるはずだった封筒の可能性もあるのだ。以前、“何十通もの封筒が詰まった仕分け用の箱が、3つも運搬車に積まれた状態で箱の収納場所から発見された”ということがあったっけ… その時は、配達予定日を5日ほど過ぎていたような…???

毎日、一人当たり1000個以上の荷物を仕分けしていて、最後に「(機械を使ってのチェックミスが)こっちは1件ある」「あっちは5件ある」とか細かいことを言われて再チェックしているのだが… たまたま仕分け用の箱を取りに行った人が収納場所で発見するまで、100通以上もの封筒が行方不明になっていても発見されないシステムって…。。。

「発見されない」と聞いて思い出すのは、某週刊誌に書いてあった話… どこかの広~~~い倉庫では、病気で倒れた人の発見が遅れて… さらに! それを知った作業員のリーダーが「救急車を呼んでいいかどうか」を担当の正社員に聞き… さらにさらに! その正社員が上司にお伺いを立て… 「呼んでいい」と許可を得るまで1時間以上もかかり… 結局、倒れていた人は亡くなってしまったとか…

私が働いている倉庫はそんなに広くないし、今は誰が救急車を呼んでもいいことになっているようだし… と言っても、契約&派遣社員がスマホなどを作業場に持ち込むことは禁止されているので、万が一、我々が倒れている人を発見したら、急いで正社員を探し出して通報をお願いすることになる。当然、その時は社内ルールを無視して走るでしょ! そこで「走るな!」と怒られるだろうけど…。。。もしも自分が倒れた時に、薄れゆく意識の中で「走るな!」なんて聞こえたら… 絶対に化けて出てやるからな! ハハハ…