先週の勤務最終日、作業中に「松井さん、どうしたんですか? 背中がすごい汚れてますよ」と声を掛けられて驚いた。そんな汚れ仕事をした記憶がなかったからである。左の肩あたりを見てみたら、確かに黒い汚れが付着していたので、「これは… 運搬車に付いているホワイトボードに背中が触れてしまい、そこに水性ペンで書かれていた文字が背中に転写されたのだろう」と推測できた。
今週の勤務初日となった一昨日、またもや作業中に「松井さん、背中が汚れてますよ」と声を掛けられたので、「また水性ペンかな?」と思ったのだが、「そういう汚れではなくて… 何だか人に踏まれたような感じです」と言われたので驚いた。いくらドMと言われている私でも、職場で作業中の女性に「お願いですから、踏んでください!」なんて頼まないからである。(作業中じゃなかったら頼むのかよ!)
その後、別の仲間からも「そう、すごく汚いです。車か何かに轢かれたような跡が付いてます」と言われたので、黄色いベストを脱いでみたところ… これまでに見たことがない“模様”が付いていたので、「確かに、タイヤというかキャタピラというか… ん? 段ボール箱のようにも見えるなぁ~」と独り言を呟いていたら、ちょうど通りかかった別の仲間が「そう、段ボールだよ。何かの油だから取れないよ」と教えてくれた。
昨夜、新たなベストを持参して出勤してからも、「段ボールの上で寝たとか、段ボールに背中を擦りつけるとか… まったく記憶にないんだよなぁ~」と不思議に思っていた。が、真夜中の食事休憩中… 突然、ベストの汚れの原因が頭の中に浮かび上がった。“トラックへ荷物を渡すための作業中”に、狭い通路ですれ違う運搬車を避けるため、何度か大型エアコンの“吸気口”にピタッと背中を付けていたのである。その後、実際にエアコンを見て「あぁ、汚れていた吸気口の大部分が綺麗になっとるわぃ」と納得したのだった。ハハハ…