バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

一度は「早上がり」と言われたのに…

2021年07月02日 17時51分31秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨夜は、一昨日までの3日間と違って“仕分け作業・第一ラウンド”後の作業から、“ある程度はパワーを必要とするポジション”に配置されていたので、私は素直に喜んだ。こうして少しずつ術後の患部の状態を「これなら大丈夫だな」「今のはちょっとだけ痛かったかな」などと確認しながら作業ができるからである。そして、一つだけハッキリと言えることは、確実に良くなっているということである。何人かの仲間からは「本当に大丈夫?」「無理しない方がいいよ」などと優しい言葉を掛けていただき、思わず涙が出そうに…(ウソつけ!)

さて、我々の“メインディッシュ”である仕分け作業は、その日その日に処理するべき荷物の数に応じて、正社員がスケジュール管理をしている。とはいえ、荷物を運んでくるトラックが高速道路での事故渋滞や悪天候などによって遅れてくることもある。そのような場合、ただ荷物の到着を待っているのは時間の無駄になってしまうので、“通常よりも早い食事休憩”となる場合もある。昨夜も1台だけ、トラックが大幅に遅れてきたのだが… どうやら道中で故障してしまったらしく、牽引されての到着となったのだった。あれまぁ…

先週から今週にかけては荷物が多く、全体の作業がやや遅れ気味だったのだが、昨夜は荷物の量が通常通りに戻ったのか… 一部のトラックの到着遅れはあったものの、作業は順調に進んだ。そして、いつものように“仕分け作業・第二ラウンド”がスタート… 1時間くらい経った頃、ある正社員が“私よりも1時間遅い出退勤組の人”に「今日は早上がりできますよ」と聞いていて… 私の近くにいた2人の男性は「はい、帰ります」と即答していた。そこで時計を見てしまった私は、その後も「まだ25分もある」「まだ3分しか経ってないのか」などと何度も時計を見てしまい、先が長いこと長いこと…

ようやく「終業時刻まであと2分!」となった時、先程の正社員がやって来て、早上がりすることになっていた2人のうちの1人に「やっぱり早上がりはなくなりました」と言ったのである。ひぇ~~~! 私も“終業時刻の5分前になって「残業のお願い」をされてショックを受けた”記憶はあるのだが… それ以上の“衝撃”に、その人は「少し気持ちの整理を…」と呟いていた。そりゃそうだ。好きな女性から「デートしよう」と誘われて「OK」したのに、つぎの日には「やっぱりダメ」と言われたのと同じくらいショックだろうから… ん? オマエの場合は常に最初から「ダメ」で、一度も「OK」なんてないだろうって!? ハハハ… ほっとけ!