乳液を買いに…

今日は休み…　ということで、母がお世話になっている施設へ行く予定を立てていた。まだ面会はできないのだが、今月の請求書に同封されていた“基本料金以外にかかる費用の補充をお願いしたい”＆“乾燥による肌荒れが酷くなりつつあるので乳液を買ってきてほしい”という要望に応えるためである。あいにくの雨ということもあり、以前だったら間違いなくマイカーで行ったところ、散歩慣れした今は迷わず徒歩を選択…　途中で“隣県にある本社へ基本料金の振り込み”＆“ドラッグストアで乳液の購入”をしてから行くことにした。

某金融機関で振り込みを済ませた後、事前にネットで調べた乳液の情報を思い出しながらドラッグストアへ…　ある交差点を右折して行けばストアＡ、直進して行けばストアＢがある。ちょっと前、初めてストアＡへ行った時に女性店員の対応が冷たく感じたので、「ストアＢへ行こう」と思ったのだが「いや…　もう一度だけ、女性店員にチャンスを！」と思い直してストアＡへ向かった。実は、ストアＢは表通りに面しており、それなりに混雑しているのだが、ストアＡは住宅街の一角にあり、いつ通っても空いている印象があったので「今回が最後になるかも！？」と思ったからである。

予想通り、店内はガラガラ…　というか客は一人もいないようだった。見える範囲に女性店員は二人…　一人は商品棚の整理中、もう一人がレジに立っていた。すぐに私はレジの女性に「すいません、乳液って何処にありますか？」と尋ねた。すると、彼女がレジから出てきてくれて「お使いのメーカーとか分かりますか？」と言ったので、私は「いえ…　母が使うんですけど、施設に入ってから何年も経っているので…」と答えた。そして、彼女が乳液の陳列されている場所まで案内してくれた時に「ネットで調べたら保湿性の高い乳液がいいって書いてあったんですけど、どれがいいですかねぇ？」と尋ねた。

そこで彼女から「通常、スキンケアには乳液と化粧水と美容液を使うんですけど…」と言われた私は「えっ！？　そうなんですか？　知りませんでした。私は化粧しないので…」と驚いた。その後、私が“温和な表情に変わった彼女”に「施設のスタッフに塗ってもらうことになる」「３つも手順が必要なのは申し訳ない」「できれば手がべた付かない方がいい」などの要望を伝えたところ、それらの条件に合った“オールインワンのジェル状クリーム？”を薦めてくれたので、私は「とりあえず、それを買って…　何か不具合があったら、また考えます」と言った。すると彼女が「その時は、このクリームをお客様ご自身がお使いになれば…」と言ったので、「えっ！？　男も使うんですか？」と驚いていたら、「えぇ、使いますよ」と言いながら微笑んでいた。ヤバい…　それが引き金となって、化粧に目覚めたらどうしよう？？？　なんちゃって～（それが店員さんの狙いかもよ。ハハハ…）