goo blog サービス終了のお知らせ 

バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

想像力と注意力

2023年03月27日 14時50分03秒 | 病院の黒子(夕勤)
土曜日、1~2カ月ぶりに会ったテニス仲間に「ずっと無職でしたけど、ようやく仕事を始めました」と、最近の経緯を簡単に説明したところ、「なんで、そんなアカデミックというか… 危険で大変な仕事を選んだの?」と言われ、アカデミックかどうかはともかくとして、私は「医師や看護師さんの方がよっっっぽど大変だし…(そこで比較するなよ!) 資格も技術も何もない私は、清掃などでお手伝いするのが精一杯だから… それにしても、私の簡単な説明だけで危険って感じるんだ」と思いながら「そうでもないですよ」と答えた。

手術で使用した針や血液などは、それぞれ専用のゴミ箱へ捨てることになっていて、それらは密閉できるプラスチック製の容器なので、普通に扱っていれば何の問題もない。しかし、その容器に入れる前の血液は透明のパッケージに入っているので、自分への注射や採血さえも見られない私は「作業中に気分が悪くなるのでは?」と不安を感じていたのだが… そのパッケージを凝視し続けたり、余計な想像をしたりせずにサッサと片付ければ大丈夫だと分かった。(そう言えば、小学校時代の通知表に“想像力が豊か”って書かれ… あ、ありゃ創造力か)

危険と言っても、SF映画じゃないんだから… 全ての血液が危険なんてことはないし、一滴でも付着したらダメという訳でもないし… うっかり針などを他のゴミ箱に捨ててしまうなんて滅多にないことだし… 先日の先輩の話は、かなりのレアケースだと思う。もしも、そんな危険なことが頻発していたら、みんなすぐに辞めてしまっているに違いない。実際、今の作業員の大半が長く勤めていて、十年以上のベテランが何人もいるようだ。確かに、適度な体力と注意力があれば、問題なく続けられる仕事だと思う。(あれ? そう言うオマエは必ずと言っていいほど通知表に“注意力が散漫”って書かれてなかったっけ? ハハハ…)