バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

まだまだ半人前未満の私

2023年03月24日 15時04分23秒 | 病院の黒子(夕勤)
今日で二週間… 私が覚えた作業はまだまだ少なく、半人前どころか3分の1人前レベルだろうか。覚えた作業の中の一つに“用意した布などで手術室の機器類や備品などを拭く作業”があるのだが、大部分は汚れていない(触れられてもいない?)ので、最初から最後まで全力で拭く必要はない。我が家のようにほとんど掃除をしていなければ、ホコリが積もりまくっているから大変だけれど、毎日毎日掃除をしているのでホコリは積もっていないのだ。

だから、見たところ綺麗なところは軽く拭いて、汚れている(血液や薬剤や指の跡などが付いている)ところをしっかりと力を入れて拭いていれば任務は果たせると思う。しかし、まだ慣れていない私はリーダーや先輩たちと違って、小さな汚れを瞬時に発見できないため作業に強弱を付けられず、余分な時間が掛かっている。「決して“遅い”と言われた訳ではないけれど、いつまでもモタモタやっている訳にはいかないよなぁ~」と思った私は、少し作業速度を上げてみた。

パッと見て汚れていないところは速度を上げて、汚れを見つけた時は力を入れて… ある備品(天板が金属製のカート)の上面に薬剤の汚れを発見した私は「よっしゃあ~」と力を入れてゴシゴシ… 「ここに汚れがあるということは、カートの他の部分も汚れているかも」と思いながら、全体的にゴシゴシ… 続けて別の備品などに対して強弱を付けながら拭き拭き… 作業を終了した。すると、リーダーから「松井さん、このカートは済みました?」と呼ばれたので「はい、やりました」と答えたら、「ここに汚れが残っているので…」と言われてしまったのである。

「えっ!? それは汚れがあったから、しっかりと拭いたはずなのに…」と思いながらカートをよく見たら、まだ薬剤の汚れが残っていたので、私は「この汚れは確認した! しっかり拭いた! カート全体もしっかり拭いた! はずなのに… ステンレス面が光っているから、薄くなった汚れが見えづらかったのだろうか? しかし、そんな言い訳は通用しないよなぁ…」と“完全に見落としていた場合”よりもショックだった。はぁ… まだまだ4分の1、5分の1レベルだなぁ~(ゴールデンウィークは休みだけど交替出勤になるから、それまでには一人前にならなきゃな!)