バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ベテラン不在の状況で…

2023年06月22日 11時30分49秒 | 病院の黒子(夕勤)
先日、手術室フロアの通路で“複数台の小型カートを除菌ペーパーで拭く作業”をしていた時、不意に正社員から「あの… 呼ばれたら無視しないで何か返事をして下さい。話の内容が分からなくてもいいので…」と言われて、私は「!?!?!?」となってしまった。どうやら、ある看護師さんが私に向かって少し離れた背後から「◎◎(私が所属している会社名)さん」と何度か呼んでいたらしいのだ。

私は決して無視した訳ではなく、“◎◎”という言葉が聞こえたのに「自分ではない」と判断した訳でもなく、本当に耳に入っていなかったのだが… “異変”を察した正社員が、清掃していた手術室から出てきて対応してくれたようだった。看護師さんが私のことを呼ぶなんて、これまでに一度もなかったので、私の耳(脳)が“全く想定外だった呼び声”を声として認識できなかったのかもしれない。

先月までは、手術室フロアを担当するリーダーやベテランの先輩がいたので、看護師さんたちが声を掛ける人も決まっていた。しかし、そのリーダーや先輩が次々と辞めてしまったことにより、看護師さんたちも誰に声を掛ければいいのか分からなくなってしまったのかもしれない。そして、その時たまたま◎◎の制服を着ている私を呼んだのだろう。ということで、その後は“常に周囲を警戒するウサギ”のように聞き耳を立てながら作業している。

しかし、私の“無視”はそれが初めてではなかったのか、既に何度かあったのか… 目と目が合って挨拶しているのに、知らん顔する女性看護師さんがいた。そこで「これはマズイなぁ~ このままでは良くないなぁ~ こうなったら、どんなに知らん顔をされても、私の方から挨拶を続けるしかない」と思って挨拶を繰り返していたところ、ある時、その看護師さんの方から声を掛けられ、普通に作業の指示を出されたのでホッと一安心… 昨夜もグッスリ眠れたのだった。ふぅ…