６１歳になった途端…

６１歳になった日の午前中…　自宅にいた私は“上パジャマ（半袖）＆下パンツ（下着）”でくつろいでいた。不意に鳴った「ピンポ～ン！」に驚き、「ゲゲッ…　何か宅配の予定があったっけ？　早く出ないと不在＆再配達になって申し訳ない！」と慌てて下パジャマを穿いて…　上パジャマのボタンを掛けている余裕がなかったので、前部を手で押さえながらドアを開けた。すると、そこには“私よりは若い”二人の女性が立っていて、「こんにちは」と言いながら“聖書に関するパンフレット”を差し出したので、私は「あぁ…　以前、少し読んだことあるけどイマイチでした」と断った。

その日、何人かの仲間から“誕生日おめでとうライン”をもらったのだが、その中の一人が「今日は大好きなチーズケーキでお祝いですか？」と言っていたので、「それもいいな」と思った私は“例の和洋菓子店”へ行ったのだが、残念な結果に…　私はその他の予定を忘れて帰途に就いた。が、すぐに「あっ…　某スーパーのＡＴＭで引き出して、某金融機関のＡＴＭで振り込みしなきゃ！」と思い出し、進路を自宅から某スーパーへ変更した。否、戻した。その時点で、誕生日であることもチーズケーキも忘却の彼方へ…。。。

某スーパーへ向かっている途中、「あぁ、この某カレー屋さん…　ずっと気になりながらも来られなかったんだよなぁ～　今は昼時だし特に用事もないし…　絶好のタイミングだから帰りに寄ろう」と思った。某スーパーに入った瞬間、「あぁ、ここで二～三日前に初めて買った“豚ロース丼”が美味しかったんだよなぁ～」と思い出し、お金を引き出した後に弁当コーナーへ…　「お、あったあった！」と野菜系総菜と一緒に購入した。某スーパーを出た瞬間、「あ、某カレー屋さんへ行くつもりだったのに…」と自分にガッカリした。

某金融機関で用事を済ませてから某家電量販店へ行き、“例のアイロンプリント用紙”を手に取った時に「そうだ、黒インクカートリッジ（大容量）の予備がないから一緒に買っておこう。我が家のプリンターに合ったカートリッジの番号は…　これかな？　そうそう、これに違いない」と思って購入した。が、帰宅して確認したら違っていたので、商品とレシートを持って再び…　謝罪と御礼を繰り返しながら、正しいカートリッジに交換…　店員さんがレジを打ち直していた時、「あっ、しまった！　これは大容量じゃなくて普通サイズだ」と気が付いたのだが、さすがに何も言えなかった。６１歳になった途端、ボケ具合が加速したような…？？？（はぁ？　元々だろ）