今月から担当コースが変わって、だいたい2週間に1回の割合で営業所に泊まることになった某ベテラン運転士さん… その“宿泊コース”をやる人が泊まる部屋(2階)は決まっているのだが… そこで以前、ある先輩運転士さんが「夜中に子供の声が聞こえた」と言っていたとか…
それを聞いた「もともと感じやすいんだよ」と言うベテラン運転士さんは、その部屋から最も離れた大きな部屋(2階の反対側)で、別の運転士さんと2人で寝たらしいのだが… 残念ながら、そういう人は… 寝る部屋を変えたくらいでは、何も変わらなかったようで…
話を聞いたところ「夜中に目を開けたら5人くらいの子供が上に載って、掛け布団を引っ張っていて… まったく動けず声も出せず、同じ部屋で寝ている別の運転士の方を見たら、布団から出ている運転士さんの足で、子供たちが遊んでいた」とか…
実は、これまでにも… 営業所に泊まった運転士さんが夜中にトイレへ行こうとしたら、子供が廊下を走っていたとか… 階段の踊り場に子供が立っているのを見たとか… 夜遅くまで事務所(1階)で仕事をしていたら子供の笑い声が聞こえたとか… 何人かの上司や運転士さんが、いろいろと体験しているようだ。
幸いにも… と言っていいのかどうか分からないけれど… 話を聞いている限り、子供たちが“誰かを恨んでいる”とか“血だらけだった”とか… そういうことはないようなので、それほどの緊迫感や恐怖感は伝わってこない。
この営業所を受託してから早くも3年目… 未だに“発車時刻を間違えた”とか“路線(経由)を間違えた”というミスがなくならないと上司は言うけれど… ひょっとして、その子供たちのイタズラだったりして!? そうだとしたら防ぎようがないし、運転士は無罪放免に… なぁ~んて言ったら、それこそ「私たちのせいにするなぁ~!」って恨まれちゃうよなぁ… ハハハ… ゴメンね。
昨日の勤務後半の一本目、夕方の営業所前ターミナル発のバスに特上司が乗ってきたのだが… 単純に交通量が多かったのか、特上司が疫病神なのか…(こらこら!) ちょっとしたタイミングのズレが重なり、バスはどんどん遅れていったのだった…。。。
それでも「終点の某駅バスターミナルの到着から発車まで7分あるから、折り返しの発車時刻に間に合わないということはないだろう」と思いながら最後のバス停を出て、片側3車線の道路を一気に右車線まで… その先の山型の橋(路面が平らではなく、上り下りしなければならない橋)を越えてすぐの大きな交差点を右折するからである。
ところが、全体的に交通量が多かったことに加え、右折する車も多かったのか… 大きな交差点の信号待ちをしている車の列は、山型の橋の手前の交差点まで延びていた。しばらくして、大きな交差点の信号が変わったようで、車の列が徐々に動き出… し… て… ん? なぜか右車線の列だけ車が動かなかったのである。
「まさか… たった今、追突事故でもやったのか? それとも… ドライバーの体調が急変したのか?」などと考えているうちに、真ん中(左横)の車線を走ってきた車が、山型の橋の頂上付近で右車線へ割り込むようになっていたのである。「おいおい… どうしてくれようか?」と考えていたら、ようやく右車線の車も動き出したのだが… そこで無駄な信号待ちをすることになってしまった。原因は… どうせスマホだろ? バーロー!!
終点の某駅バスターミナルに到着して、特上司がバスを降りながら「車内確認はやっておいたから…」と言ってくれたので、私も「ありがとうございます」と御礼を言ってから待機場所へ移動して… ターミナル出入口交差点の信号の変化と、ターミナル内の乗り場に止まっている他系統のバスの様子を窺うことにした。
すると、そろそろ信号が青になりそうなタイミングで他系統のバス(2台)が動き出したので、私は「その後に出て行こう」と思って、それらのバスの後ろに並んだのだが… なんと、出入口交差点を右折して行く他系統のバスが、その方向がプチ渋滞していて出て行けず… 交差点内で立ち往生してしまったのだ。
そのせいで私のバスは動けず、バスターミナルの出入口で止まったまま… 私は「ゲゲッ… こんなことになるとは…」と思いながら、ただ信号が赤に変わるのを見ているしかなかった… 7分あれば余裕だと思っていたのに… それどころか5分遅れの発車となってしまったのである。あぁ、それもこれもすべて疫病神の…(おいおい! オマエの日頃の行いが悪いんだよ!)
今日の前半は、2週間くらい前に“4時間連続乗務”になるとかならんとか… なんとかならんのか… と書いたコースと同じパターンの“某地区巡回バス4連チャン”だった。出撃前の点呼時に「営業所へ帰ってくる前に、某駅で30分休むんだったら電話して…」と言われたので、私は「それはつまり… 私の気分次第ってことですね」と答えた。
まずは9時過ぎの某地区巡回バス1回目… 順調に走ってきて、終点某駅の3つ手前のバス停で時間調整して… 2つ手前のバス停を通過して… その先の青信号を左折、1つ手前のバス停を“僅か15秒遅れ”で通過して… 某駅前の赤信号でちょっと待って… 降車停には予定時刻よりも1分30秒早く到着した。
20名ほどの降車が完了してから待機場所へ移動して… 駐車ブレーキを掛けたのが“次の発車時刻の11分前”だったので、私は「これだけ早く着いても、発車時刻の2分前に乗り場へ着けようとしたら、休憩時間(バスが止まっている時間)が10分を切ってしまうのかぁ~! 考え方を変えれば、発車時刻ギリギリに乗り場へ着ければ問題ないということで… あと2回、できるかどうか挑戦してみよう!」と思った。
そして、私は休憩時間が10分を3秒ほど過ぎてから移動開始… 発車時刻の30秒前に乗り場へ着け、待っていた数名を乗せて発車した。で、その2回目も、1回目と同じパターンで某駅に到着… 1回目よりも乗客が少なかった分、早く待機場所へ移動… さっきよりも30秒くらい早く駐車ブレーキを掛けることができた。
いよいよ3回目… 「これで1回目・2回目と同じように某駅へ戻って来れば、10分以上の休憩時間を3回取れる!」と思って某駅を発車したのだが… そういう“野望”を抱いて走っていると、ちょっとしたこと… つまり“少しでもバスを遅らせようとする要素”に遭遇しただけで「カチン!」「イライラ!」としてしまい… 「これは精神衛生上よくない!」と思った。
それでも何とか… 終点の3つ手前のバス停で時間調整するところまでは希望通り来れたのだが… そこからが違った。終点の2つ手前で4~5名の降車があり、その先の左折する交差点の信号が赤になってしまったのである。たかが何十秒、されど何十秒… これは痛かった。そう、1回目・2回目は間に合っていた某駅前の青信号に間に合わなくなってしまったのである。
結局、終点某駅の降車停に到着したのは、さっきよりも2分くらい遅れ… 待機場所で駐車ブレーキを掛けたのが、次の発車時刻の9分30秒前… さすがに「強引に10分以上の休憩時間を取って… 次の発車時刻を遅らせるか!」なんて出来ず… 私の野望はガラガラと音を立てて崩れ去った。
しかしまぁ、元々「気が向いたら休憩して…」ということだったので、私はその後の4回目(これは5分くらい遅れた!)を走り終えると、そのまますぐに営業所へ戻ったのだった…。。。このコースについて、今、改善策を検討中ということなのだが… 3回目あたりを“急行”として、多くのバス停を飛ばして時間短縮すれば… あ、やっぱり怒られますよね。ハハハ…
昨日の話ではないけれど… ある先輩運転士さんが「バス路線沿いの高校の制服を覚えて、乗り間違いを防ぐと同時に、正しいバスを教えてあげる」というようなことを言っていた。「さすが優秀な先輩運転士さんは違うなぁ~」と思った私だったが…
同じ営業所の運転士さんの名前でさえ、パッと出てきたり出てこなかったりの私のボケ脳では… とても真似できないなぁ… よほど好きなこと、関心の強いものでないと覚えられ… ん? まさか先輩… そんな趣味が…(こらこら、勝手な想像で言うんじゃない!)
そういう私も、ある高校の横のバス停で乗降客扱いをしていた時… ちょうど運動部の女子たちが「ファイト! ファイト!」と声を出しながらランニングしてきたので… マイクのスイッチを車外へ切り替えて「ファイトォ~!」と一発… 言いませんよ。完全弊社の頃には、やった記憶があるけど… 今の半弊社の営業所は何かと息苦しいからねぇ…
そうそう、また別の日の夕方には… 同じバス停を時間ピッタリに発車して、ブォ~ンと走って行ったところ… 数十メートル先にある高校の東門(?)から、ちょうど出てきた2人の高校生さんに「キャ~~~!」と大声を出されてしまった。いや、私… まだ何もしてませんけど… あ、いや… まだじゃなくて、これからも何もしませんよ! ハハハ…
朝6時半過ぎ、お爺さん一人だけ乗せて営業所前ターミナルを発車して… 途中でお婆さん一人を乗せて… 終点の新興住宅地まで、残りのバス停も僅かとなったT字路(私から見て右折がない交差点)の赤信号で、左ウインカーを出して止まった。
すると、一人の学生さんが右側の歩道を前方から歩いてきたので、私は「そのまま30mくらい先(私から見て右後方)のバス停へ行くのだろう」と思ったのだが… 彼女は、私のバスをジィ~ッと見ながら、目の前の横断歩道を右から左へ渡って行ったのである。
そして信号が変わり、私のバスは左折… すると、彼女は100mくらい先のバス停へ向かって猛ダッシュ~! 私は「えっ!? このバスに乗るの? それは意外だったなぁ~」と思いながらゆっくりと走り、彼女とほぼ同時に到着… 私が扉を開けると、彼女は「営業所前ターミナルへ行きますか?」と言ったのであった… またもや意外な展開… 私は後方を指差しながら「営業所前ターミナルは反対方向ですよ」と答えた。
まだ4月とはいえ、もう16日だというのに… 今日、初めてバスで学校へ行くなんてことは… あるのだろうか? という疑問から、いつもの妄想ワールドが… インフルエンザか何かで休んでいて、今日が初登校だったのか? 昨夜、親戚の家に… いや、彼氏の家に泊まったのか? ただ単に、朝早くて寝ぼけていたのか? マイホームの完成が延びてしまい、昨日が引っ越しだったのか? まさか… 私に一目惚れして、話をしたかったのかな? ハハハ…(はいはい、死ぬまでやってろ!)