バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

男だらけの飲み会

2023年06月25日 15時38分14秒 | バス運転士
昨日は、昼からバス運転士仲間との飲み会があった。一カ月くらい前、主催者から「松井さんが辞めた時の所長に声を掛けたら、“松井くんが嫌な気分になるなら欠席する”と言ってるんだけど、松井さんはどうなんですか?」と聞かれたので、私は「えっ!? 私が嫌な気分になる? なんで? 私が当時の所長を嫌う理由が何一つ思い当たらないんだけど…」と答え、「これは絶対に出席しなければならない!」と思った。

その飲み会の趣旨は“定年間近の運転士2~3人(主催者を含む)が、先輩たちから様々な話を聞いて退職後の進路について考えること”となっていて、四捨五入して60歳以上であることが参加条件らしい。が、そこは飲み会、話は脱線しまくり… というか、ほとんど線路を走っていなかったような気がする。しかも、男ばかりとなれば、あっち系の話も出たりして… 私はただただ「スゲェ… 私には無理だ…」と思いながら笑うしかなかった。

まぁ、それでも少しは“退職後の進路”の話になり、私も某倉庫での仕分け作業の話と某病院での清掃&洗浄の話をした(一応、某倉庫も某病院も退職後の進路として検討するらしい)のだが… ある参加者の奥さんが、別の病院で全く同じ仕事をしていると聞いて驚いた。また、当時の所長と私は隣同士の席になり、私が辞めた理由や当時の出来事の流れなどを話し合い、“お互いに心に引っ掛かることが何もない”ということを確認できた。

元々アルコールには強くない私にとって久しぶりの飲み会だったので、飲み過ぎないように気を付けていたつもりだったのだが… 途中から睡魔に襲われ始め、帰る頃には気分が悪くなってきた。ビールがジョッキで出されれば、自分で「何杯」と数えられたのだが、大きなピッチャーからグラスに注ぐ形式だったので、どれくらい飲んだか不明… 知らず知らずのうちに飲み過ぎてしまった可能性はある。今後はもっと気を付けなければ! 自分が働く病院へ担ぎ込まれるのだけは避けたいからね。アハ…


とうとうやっちまった…

2023年06月24日 10時55分28秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日は手術数が通常の2倍近くあったようで、とても忙しかった。ということで… 先月で辞めた先輩から「勤務時間が6時間を超えると自動的に休憩時間として45分間が勤務時間から引かれてしまう」と言われていた6時間を少しオーバーしてしまったのだが、正社員によると「そんなことはない」ようで、「ただ、夜遅い時間帯まで勤務している日が続くと、会社側へ事情を説明しなければならない」らしい。なるほど… そういうのは少し大変かもしれないなぁ~

さて、勤務時間終盤にバタバタしていた時… 手術用器具が洗浄室フロアへ下りてきたのだが、その中には“血液が付着した聴診器”があった。私は「あぁ、これは以前にも扱ったことがあるぞ。水洗いせずに除菌ペーパーで拭くんだったな」と思ったのだが、正社員が聴診器の“体表に当てる部分(薄いプラスチック板?)”を外しながら「水洗いできますのでササッと洗っちゃって下さい」と言ったので、そのようにした。ところが、体表に充てる部分の“反対側”の中に少し水が入ってしまっていた。

そこには、正社員が外した薄いプラスチック板よりも小さなプラスチック板が付いていたので、「これを外して乾燥させればいいな」と思った。しかし、正社員が外した表側の板は私でも簡単に着脱できるのに、裏側の小さなプラスチック板がなかなか外れず、何とか外そうとテンパっていた時… 「パキッ!」という音がして割れてしまったのである。これまで、そういうミスなく何とか過ごしてきたけれど、とうとうやっちまった…。。。正社員に報告したところ「後で確認しておきます」と言われた。

その後、ある先輩に“私のブルーな気分”を話したところ、「そんなことが… でも、それだったら予備が何枚かあるよ」と言われたので驚いた。続けて「そう聞けば気持ちが楽になるでしょ」とも言ってくれたので、私は「これで今夜もグッスリ寝られそうです。あ、もちろん、予備があるからといって雑に扱ってもいいとはならないですけどね」と答えた。また、昨日は他にも手術用器具が壊れる事案があったようで、それはウン万円の損失になるらしい。あぁ、高額機器&器具類に囲まれている緊張感が… 今後、今の仕事の夢が増えそうな予感…


薄暗くて狭い場所へ…

2023年06月23日 11時48分31秒 | 病院の黒子(夕勤)
先日、私が作業していた洗浄室で二人の先輩が何か話し合っていたのだが、突然「そうだ、松井さんにやってもらえば?」「うん、私たち女性じゃ無理だったもんね」と名前が出たので「???」となった。そして、一人の先輩が懐中電灯を持ってきたので、さらに「???」となった私が「そんなに暗い場所へ行くんですか?」と尋ねたら「そう、懐中電灯があった方がいいと思う」と言われたので、「まさか… おまけに狭いなんてことはないですよねぇ?」と尋ねたら「うん、狭いよ」と言われてしまった。

そこで私が「そんなぁ~ 私、暗所恐怖症、閉所恐怖症、高所恐怖症なんですよぉ~」と言ったら「えっ!? 何?」と聞き返されたので、もう一度「暗所恐怖症、閉所恐怖症、高所恐怖症…」と繰り返し、続けて「女性恐怖症」と言おうとしたのだが、その先輩は常に私の言動や行動の予測ができている感じだったので、「これは… 間違いなく誘ってるな」と思って言葉を飲み込んだ。もしも、そこで私が「女性恐怖症」を追加していたら、間髪入れず「絶対に言うと思った!」とカウンターを食らったに違いない。

さて、その先輩と二人で向かった先は、壁に埋まっている“ガスボンベ室”だった。確かに、そこは薄暗くて文字が見にくいし、人が入れないくらい狭かった。そこで先輩から「ガス機器を使おうとしたけど点火しなかったから、ガスの元栓が開いてないと思うんだよね」と言われ、私はバルブに表示されている“開く”の方へグググイッと… 全く回らなかった。何度やっても思いっ切りやってもビクともしなかったので、私は自分の力不足にガッカリしながら「厚手の手袋でもあれば違うかも…」と言い訳じみたことを言うしかなかった。

すると、先輩が「試しに“閉じる”の方へ回してみて…」と言ったので、私は落胆したまま弱弱しくバルブをクルッと… あっさり回ってしまったのである。思わず私が「はぁ!? そりゃ~ いっっっくら力を込めても開く方へ回らんわさぁ~」と叫ぶと、先輩は涼しい顔で「そう… やっぱり開いてるんだよね。点火しないから閉じてるかもしれないと思ったんだけど…」と呟いた。結局、点火しなかった原因は他にあったようなのだが… まさか、私の落胆した表情を見るためだった!?(そんなアホなぁ~ どんな趣味やねん! ま、それでもオマエは… ハハハ…)


ベテラン不在の状況で…

2023年06月22日 11時30分49秒 | 病院の黒子(夕勤)
先日、手術室フロアの通路で“複数台の小型カートを除菌ペーパーで拭く作業”をしていた時、不意に正社員から「あの… 呼ばれたら無視しないで何か返事をして下さい。話の内容が分からなくてもいいので…」と言われて、私は「!?!?!?」となってしまった。どうやら、ある看護師さんが私に向かって少し離れた背後から「◎◎(私が所属している会社名)さん」と何度か呼んでいたらしいのだ。

私は決して無視した訳ではなく、“◎◎”という言葉が聞こえたのに「自分ではない」と判断した訳でもなく、本当に耳に入っていなかったのだが… “異変”を察した正社員が、清掃していた手術室から出てきて対応してくれたようだった。看護師さんが私のことを呼ぶなんて、これまでに一度もなかったので、私の耳(脳)が“全く想定外だった呼び声”を声として認識できなかったのかもしれない。

先月までは、手術室フロアを担当するリーダーやベテランの先輩がいたので、看護師さんたちが声を掛ける人も決まっていた。しかし、そのリーダーや先輩が次々と辞めてしまったことにより、看護師さんたちも誰に声を掛ければいいのか分からなくなってしまったのかもしれない。そして、その時たまたま◎◎の制服を着ている私を呼んだのだろう。ということで、その後は“常に周囲を警戒するウサギ”のように聞き耳を立てながら作業している。

しかし、私の“無視”はそれが初めてではなかったのか、既に何度かあったのか… 目と目が合って挨拶しているのに、知らん顔する女性看護師さんがいた。そこで「これはマズイなぁ~ このままでは良くないなぁ~ こうなったら、どんなに知らん顔をされても、私の方から挨拶を続けるしかない」と思って挨拶を繰り返していたところ、ある時、その看護師さんの方から声を掛けられ、普通に作業の指示を出されたのでホッと一安心… 昨夜もグッスリ眠れたのだった。ふぅ…


最後に施錠して帰ろうとしたら…

2023年06月21日 11時30分21秒 | 病院の黒子(夕勤)
先々週から、私一人で手術室フロアの消灯をする機会が増えたのだが、洗浄室フロアの消灯&事務室の施錠に関しては正社員と一緒にやっていた。しかし、先週後半からは、正社員が「夏風邪により体調がイマイチ」ということもあり、私一人で最後の施錠をすることが多くなった。まだ入社3ヵ月の新人に最後を… ま、お金を扱う仕事じゃないから任せられるということなのだろう。昨夜も、最後の30分間は私一人で作業をして… 最後に事務室の消灯&施錠をして帰ろうとした時、病院関連のパソコンがオンのままであることに気が付いた。

「あれ? これって… いつも点いてたっけ? いや、もしもそうだったら、これまで正社員と一緒に施錠する時に“これは消さなくていいんですか?”と聞いたはずだけど、そんな記憶はない。多分、切ってから帰るんだろうけど、“データを保存してから!”などの決められた手順があるかもしれないし… 下手なことをやってとんでもないことになったら洒落にならんからなぁ~ ま、高額なパソコンと大切なデータを壊すより、“朝までの無駄な電気代”と“病院側からのお叱り”で済めば安いもんだ」と思って事務室を出た。

そして、薄暗い病院の通路を出口へ向かって歩いていた時、「待てよ。事務室には、何かあった時のために“正社員の連絡先”が表示してあるかもしれない」と思い、急ぎ足で事務室へ戻って机の上や壁面をチェック… すると、緊急連絡網みたいな表が掲示されており、その中に正社員の名前と携帯電話番号もあったので、私はスマホを使って電話… しかし、呼び出し音の後に留守電へ切り替わってしまったので、「そりゃ、いきなり知らない番号から着信があっても出ないよなぁ~ 私もそうなんだから…」と諦めて事務室を出た。

再び病院の通路を歩き出したところ、10mほど前方を女性(仕事帰りの看護師さん?)が歩いていた。「何となく嫌だなぁ~」と思った私は男子トイレに入り、じょんじょろりんじょんじょろりん… と、その時! リュックの中のスマホがブルブルブル… そう、着信である。「ゲゲッ! このタイミングで!? 正社員に違いない! でも今は手が放せない! 無理! もう少し待って…」と願ったのだが、電話は切れてしまった。私はトイレを出てすぐに折り返し電話… 相手が出るや否や「松井です!」と不審者ではないことを強調してから事情を説明… 事務室へ戻って“普通に”電源オフ… そして昨夜はグッスリ眠ることができたのだった。めでたし、めでたし…