バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

暖冬と乾燥

2024年01月21日 11時12分33秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨年の夏頃から「この冬は暖冬になりそうです」と言われていたのだが、確かにその通りで… 「風が強くて冷たい!」と感じる日もあったけれど、それは数えるほどである。また、自宅の浴室で体と頭を洗ってシャワーを止めた瞬間に「寒っ!」となるはずなのに、この冬はそこまで寒く感じることがない。その後、「寒い、寒い!」と呟きながら暖房器具を使っていない部屋へ移動、急いで長袖Tシャツとジャージを着ていたのに、この冬はのんびり移動… パンツ一枚のままテレビ(ネット動画)を見始めてしまうこともあるくらいなのだ。

寒さの方は緩いけれど、乾燥の方は変わらないようで… 気が付けば両手の親指の先がひび割れていた。職場での私のメイン作業が“手洗い(極薄ゴム手袋を装着するけれど、いつの間にか手首側から浸水したり、指先部分が破れたりして指先に痛みが走る)”なので、“傷を治す絆創膏?”を貼って対処していた。治っては割れて、治っては割れてを繰り返しているうち、さすがにアホな私でも「ひび割れを防いだら?」と気が付き、何年前に買ったか覚えていないハンドクリームを探し出して使っているのだが… 飲食物ではないので、特に問題はなさそうである。

「一日一回、ハンドクリームをヌリヌリしよう」と決めたのだが、テニススクールでラケットを投げ飛ばしたら危ないし… 職場で手術用器具類を触るなんて有り得ないし… とにかく、何かする時に手がヌルヌルしているのは嫌なので、寝床に入る直前にヌリヌリすることにした。また、ハンドクリームを塗る時には、例の“手指消毒のやり方(8つの手順)”を真似ることで自動的に復習… 私のボケ脳にも刻まれている。これで、看護師さんから抜き打ちテストをされたとしても、緊張することなく返答できるけど…(ん? 「緊張しない」ということは、“わざと間違える”余裕が生まれるということか… ホント、歪んだ性格しとるなぁ~)


あぁ、懐かしい…

2024年01月20日 08時29分58秒 | 日記
某無料動画をテキトーに見ていたら、“テレビの本番中に、外国の男性ニュースキャスターがはいていたズボンのお尻が「バリッ」と裂けてしまった”というものがあったので「あぁ、懐かしい…」と思った。私も、子供の頃には同じことを何度やったか…。。。今と昔ではズボンの品質も違うだろうから、そういうことはなさそうな気がするけれど… ピチピチのズボンをはいているとなるのかな?(生活の大半をジャージで過ごしている今のオマエには分からんだろうなぁ~)

懐かしいと言えば… 三日くらい前の午後に「ピンポ~ン」と玄関チャイムが鳴ったので、「何だろう? 配達物はないはず… 町内会関連かな?」と思いながらドアを開けたら、私よりも何歳か年上と思われる男性が立っていて「新聞はどこを…」と言いながら新聞と粗品(タオル?)を差し出したので「あぁ、懐か… まだいたんだ」と驚いた。そういう仕事は絶滅したと思っていたからである。

もちろん、契約する気はさらさらないので「あ、いいです」と答えたら、「あ、そう…」とあっさり引き下がってしまった。あれ? 新聞の勧誘って、もっと粘るイメージがあったんだけど… ヤル気がないのかな?(オマエが“危ないオッサン”に見えたんじゃないのか?) それに、粗品がタオル1枚だけじゃ誰も契約しないよなぁ~(そう言うオマエは… 相手が若い女性だったら契約しちゃうんじゃないのか? ハハハ…)


手指消毒のボトルと液体

2024年01月19日 10時08分25秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日、私が出勤した時は、滅菌室に看護師さんの姿がなかったので「確か… 今日は手術数が多かったような… きっと忙しくて“試験”どころではないのだろう」とホッとした。そして、いつものように洗浄室フロアで作業しては、手術室フロアで作業するということを繰り返していたのだが… 手術室フロアから洗浄室フロアへ移動するためエレベーターに乗ろうとしたら、ちょうど正社員とバッタリ遭遇… 「あ、松井さん。ちょっと…」と手招きされた。

「何だろう? 今日は手術室清掃班の一人が早退しているから、その人の代わりに何か作業をするのかな?」と思いながら正社員の後を付いて行くと、なぜか看護師事務室の前で立ち止まった。「ん? まさか…」と思っていたら、正社員から「昨日の… 覚えてますか?」と聞かれたので、“手指消毒のやり方(8手順)”と“手指消毒を行う場合(5場面)”を… 私が言い終わる前に、看護師事務室の中へ… そこにいた“試験管”のところへ連れていかれた。

しかし、さすがに事務室の中では迷惑になるのか、再び事務室の前に出てきて… 試験管の看護師さんから「それではお願いします」と言われて試験が始まった。掲示物等に書いてある言葉を一文字も間違えることなく… とはいかなかったけれど「意味は分かっている」と判断してもらったので無事“合格”となった。う~む… 答えを間違えたり思い出せなかったりした時のために「美人の前で緊張してしまって…」という言い訳を用意していたんだけどなぁ~ 残念!

ということで、手指消毒液が入ったボトルを腰に付けているのだが、私の主戦場である洗浄室にはテーブルやら台車やら何やら… いろいろ置かれて狭くなっている場合が多いので、ちょいちょいボトルが引っ掛かって「鬱陶しいなぁ~」と思ってしまう。また、実際に手指消毒をしているのだが… たまに「痛っっっ!」と叫びたくなるほどの激痛に襲われる。その直前に行った作業(段ボール箱の片付け等)で知らないうちに手指に切り傷を負っているのである。

「手指消毒液で傷口も消毒… 一石二鳥ということかな?」と思ったのだが、どうやら“手指消毒液と傷口消毒液では成分が異なり、手指消毒液の方が殺菌効果が高い”らしい。それならば「高いは低いを兼ねる?(大は小を兼ねる!)」とも思ったのだが、“消毒液は必要な細菌まで殺してしまう”ので喜んでばかりはいられないようだ。なるほど… やはり自己免疫力をアップさせることが一番ということか。我が家の家訓“なるようになる”を肝に銘じて、余計な心配をせずに笑いながら日々を過ごそう。ハハハ…(独身男性の寿命まであと7年… 多分、アッと言う間だぞ!)


手指消毒のやり方

2024年01月18日 09時58分12秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日、出勤して着替えてロッカールームを出たところ… 隣接している滅菌室から先輩がやって来て「松井さん、ちょっと…」と呼ばれたので「なんじゃらほい?」と思った。急いでマスクとヘアキャップを装着、滅菌室へ入っていくと… 正社員と看護師さんの二人が並んで立っており、我が職場のメンバーの来訪を待ち構えているような雰囲気だったのだが、私には何が何やらサッパリわかめラーメンだったので、少し距離をおいた位置で立ち止まった。

ちょうどそこへ一人のメンバーがやって来たので、小声で「何をやるの?」と尋ねたら「これ、覚えましたか? これから試験ですよ」と言われたので驚いた。「これって何? 覚える? 試験!? そんなの聞いてないよぉ~ もしも、ここで私が“何も聞いてない”なんて言ったら、正社員が看護師さんに怒られるのがオチなんじゃないか?」と思った私は、そのメンバーが試験(面接?)を受けている間にその場から立ち去った。

そして、いつものように事務室へ行き、体温測定&出勤のタイムチェック… そこへ再び先輩が現れて「松井さん、呼ばれてますよ」と言われたので、「マジか… どうなっても知らないからなぁ~」と腹をくくった私は滅菌室へ行き、看護師さんの前に立った。すると「手指消毒のやり方を言えますか?」と聞かれたので、正直に「いえ、何も聞いてないんですけど…」と答えた。すると、案の定「正社員さん! ちゃんと全員に伝えておいてって言ったでしょう」と看護師さんが怒ってしまったので「ほらね…」と思った。

その後、私が洗浄室で作業中… 正社員から「さっきはムチャ振りしてすいませんでした」と言われてので、「いや、私はいいんだけど…(叱られたのはアナタでしょうに…)」と答えた。さらに、先輩からは“手指消毒のやり方(1から8までの手順)”が印刷された紙を手渡され、いつの間にか掲示されていた“手指消毒をやる場合の基本的な場面(5つ)”を教えてもらい「また明日か明後日には呼ばれるから、覚えておいて下さい」と言われたのだった。いやぁ~ 緊張するなぁ~ わざと間違えて看護師さんに叱られるのも悪くないよなぁ~(このド※※が!)


新型ウィルスとゴミ袋

2024年01月17日 10時11分04秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日も、いつものように洗浄室フロアと手術室フロアを何度も行ったり来たりしながら様々な作業をした。手術室フロアでの作業を一段落させて、洗浄室フロアへ戻る時には、手術室清掃班の控え室に掲示されている“未清掃・清掃済み一覧表”をチェックして「今日の手術は… あと何件だな」と確認していた。そして“未清掃”が1件となった時に、その手術室の前を通ったのだが… 室内には誰もおらず、ただ灯りが点いているだけだったので「これから追加の手術が始まるのかな?」と思った。

その後、洗浄室フロアで作業をしていたら、ある先輩から「あと何件ですか?」と聞かれたので、「何番の手術室に灯りが点いているんですけど、室内には誰もいないので… これから始まるんですかねぇ?」と答えた。しばらくして、手術室清掃班の一人がトイレへ行くために洗浄室フロアへ下りてきたので、「何番の手術室はどうなってるんですか?」と尋ねたら、「何番で手術を受けた患者さんが新型ウィルスの感染者だったそうで、時間を空けてから清掃に入る予定です」と言われた。私は「そんなの無意味では?」と思ったのだが、そこはまぁ…

それから約1時間後、私は手術室の清掃で出たたくさんのゴミ袋を手術室フロアから洗浄室フロアへ運び、その一角にあるゴミ置き場で段ボール箱に詰め込んで封印する作業をした。当然のことながら、その中には新型ウィルス感染者が手術を受けた時に出たゴミも含まれていて… 私はそれらを段ボール箱に収めるため、無駄に膨らんでいるゴミ袋を少し押して「シュ~~~ッ」と空気を抜いたのだが… それを自然と吸い込みながら「これで新型ウィルスに対する免疫力が自動的にアップするかも!?」と喜ぶ私であった。