「トイレが詰まってこれから工事をしますが、修理代金をご負担ください」
という電話連絡が妹んちにありました。
詰まっていたのは小さなぬいぐるみでした。
おかげさまでトレイ器具を取り外しただけで、配管設備すべてのやり変えには至らずほっとしました。
数日後様子伺いに行くと、
何にも覚えていない母は屈託なく笑っていました。
グループホームの職員さんにいろいろお話を伺っていると、
どんなところでも狭い世間、いろんな人間模様が繰り広げられているようです。
「あいのり」で恋を求めて世界を回る若者たちも、狭いバスの中で出会いと別れを繰り返していきます。
老人ホームやグループホームも、恋が芽生えたり、仲たがいがあったり、嫉妬やいじめやら・・・
母がこの夏に入所したグループホームは、去年12月に1階ができ、今年6月に2階が増室しました。
オープン当初からの牢名主的存在の頑固爺さん。
ちょっとわがままで毒説家だそうですが、それなりに力を持って君臨していたそうです。
ところが違ったタイプのおじいさんが入ってきて、リーダー的立場を追いやられ、6月に入所が始まった2階へ引越したらしい。
8月に母が入所、ノーテンキな母とよく衝突していたとのこと。
周りの人は、母の味方をしてそのおじいさんに嫌われるのが怖いので、言い合いが始まると皆下を向いていたそうです。
この10月にまた新しく男性が入所しました。
この方はまだ元気なので、なにかと他の方のお世話をすることも多く、いつの間にか2階のリーダーは新入り男性に。
そして頑固爺さんは、自分の居場所をなくした寂しさでか、最近病がちでずっと部屋に引きこもってしまわれているとか。
TMさんのブログ で「終のすみか」について書かれています。
老老介護や高齢者への虐待もよく問題になっています。
最近の付加価値をつけた有料老人ホームについても触れられていて、興味深く読ませていただきました。
マンデーさんのブログ には未亡人だらけの田舎の町の、超嘘つきのオバちゃんのお話がおもしろかったです。
ちなみに私が住んでいるところは「幼児を連れた出戻り通り」です。
50歳台のお母さんが出戻り娘のご飯を用意し、孫の面倒を見ておられる人がとても多いです。
やがて行く道、はてどうしたものか、
まだぼけないうちに自分の行き先は検討しておかないとね。