一度ぎっくり腰になるとクセになるとはよく聞きますが、2年前に初めてなってから、久々に魔女の一撃に襲われました。
2年前は暮れの29日でもう医院も正月休みに入っていたので、自分で湿布したりカイロで温めたり。
正月明け10日からモロッコへの長い空の旅はこたえました。
でも旅しているうちにいつの間にか治っていました。
去年春からパワーヨガを始めて、骨盤の位置に注意するようになったので症状がでませんでした。
ここしばらくのストレスと、座り仕事が増えたためか、急に寒くなり始めたこともありてきめんです。
日曜に会った妹が、仙骨バランスを矯正するといいらしいと教えてくれました。
仙骨と検索ワード入れるといっぱい出てきました。
簡単にまとめてみました。
仙骨は骨盤の中央で、背骨の下端に位置し尾てい骨に繋がる三角形の骨です。
人間には、プラスチックやセラミックなどの人工物で代用できない骨が二つあり、一つがこの仙骨、そしてもう一つが蝶形骨という頭蓋骨の鼻腔後の骨です。
蝶形骨は、全身のホルモンのバランスをつかさどっている器官である脳下垂体をその上に乗せている骨で、ホルモンのバランスにも密接に関わっています。
この二つの骨を繋いでいる形で脊椎が存在しているそうです。
頭蓋骨模型など人体模型でお確かめ下さい。リンク貼っておきました。
かつては仙骨の変位を正確に診断することも治良することも不可能で、それこそ聖なる領域として、謎に包まれていたらしいです。
この仙骨って名前がまた不思議でしょう。
仙 の字は、仙人、仙薬、神仙のように、不老不死や、不思議な力などを表す文字ですもんね。
フランス語ではsacre。ラテン語のsacrum 聖所が語源で、「神聖な」「聖なる」という意味なんだそうです。
ドイツ語ではkreuzbein。beinが「骨」で、kreuzは、「交差点」、「キリストの架けられた十字架」という意味らしい。英語でも、sacred boneやsacrum。
仙骨がなぜこうも神聖視されたのかについて、
「造語方式による医学英和辞典」には次のように書かれているそうです。
① 仙骨は死後最後に腐敗する骨であり、復活の日には肉体は仙骨を中心に再構成されるという信仰に基づく。
② 仙骨は脊椎、頭骨など重要な骨を載せ、前方に腸、特に男女の生殖器などを支え、保護する、すなわち霊器を守る骨であり、あたかも神に供するが如くである。
昭和20年まで薦骨と書かれたのは神に供する、すなわち神に薦(すす)めるの意による。
③ 実際に仙骨がいけにえの儀式に供されたという説。
つまるところ、仙骨は、全身のキー・ポイントといってもいい働きをもっている精妙な器官で、その動きに歪みが生じるとホルモンのバランスも崩れてしまいます。
子供の頃は5つに分かれた骨が成長に従いくっつくそうです。
ストレスなどの「精神的原因」や、「外傷的原因」などで、仙骨がどんどん縮みあがります。
骨と骨のくっつきに変位が生じれば、肝心要の「腰」ゆえ、変異は全身に及んできます。
この緊張をとくために、温める、姿勢を正し骨盤を立てる(仙骨を立てる?)、骨盤体操をするなどなど。
以下サイトで
ぎっくり腰の自己診断
効果的な体操も載ってますよ。