一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。
まだ今年一年の目標も立て倦んでいるうちに、
もう松の内も終わって、今日は鏡開き。
一昨年、母が亡くなり、
昨年のお正月は鏡餅もお供えしなかったので、
ぜんざいを作るのは久しぶりです。
ぜんざいは漢字で「善哉」と書き、「よきかな」とも読むのだそうです。
あの一休さんが最初に食べたとされ、
あまりの美味しさに「善哉」と叫んだのだとか。
仏教用語で、仏が弟子を褒める時に使う言葉だそうです。
京都西利の大根のあっさり漬けと
紀の里食品の紀州のかつお梅を添えて。
お茶は宮崎美老園の釜炒茶。
何年ぶりかでぜんざいを作り、
アクを取るためにゆで汁は捨てないといけないのに、
すっかり忘れて、出来上がってから、
「ゆで汁って、捨てるんじゃなかったかな~」と・・・・・
そんなわけで、「善哉(よきかな)」とはいきませんでしたが、
今日は日曜日だったので、鏡開きの行事を
わが家でのんびりとするこできました。
二割三分
父も主人もお酒をのまないので、
お酒にはとんと興味がなかったけど・・・・・
最近、お酒も面白いなと。
先日紹介した山口県岩国市の純米大吟醸「獺祭」、
販売しているお店をインターネットで調べて、
ついに昨日、手に入れた。
山田錦を使って、精米歩合が23%
アルコール分16.0度以上17.0未満
山田錦は酒造りの王様と呼ばれている、酒米。
最初、お酒の名前か、お酒を造る会社の名前と思っていた。
何か違うなと・・・・。最近、酒米の種類だとわかった。
精米歩合とは
お酒を造る時、玄米の外層には脂肪やタンパク質などの
酒造りには不要な物が多く含まれていて、
酒の味に悪い影響を与えるのだとか。
そこで、米の外層を精米して白米にし、
その白米の玄米に対する重量の割合をいうのだそうです。
例えば、精米歩合70%の白米とは、100Kgの玄米を精米した場合、
白米が70Kg、米糠が30Kgできたことなのだと。
普段食べる白米は90~92%の精米歩合だそうです。
普通酒で70%前後、吟醸酒で60~50%、大吟醸は50%以下。
50%までにするには48時間もかかるのだそうです。
この「獺祭」は23%(二割三分)・・・・・・・すご~い!
精米を、磨きというようだけど、
この「獺祭」、おそらく日本一と噂される米の磨きの高さだと。
この「獺祭」、遠心分離したものとしないものがあって、
値段は1000円ぐらい前者の方が高い。
遠心分離は何のためにするんだろう?
遠心分離したものとしないものではどう違うんだろう・・・・・
しかし、720mlで福澤諭吉さんの半分以上の値段
昨年、シーズンにもらった銀杏が目に留まった。
えかげん、何とかせにゃと、
使用済みの事務封筒に入れて、レンジで4~5分チンして、
マグカップの裏で殻をたたいて、ひびをいれて、
殻を取って、
皮が取れない!
フライパンにクッキングシートを敷いて、炒ってみたり、
竹ざるでしごいてみたり・・・・・・・・
結局、皮が付いたまま、冷凍保存と相成りました。
どなたか上手に取れる方法を教えてください。
ところで、銀杏を沢山食べると中毒になることをご存知ですか。
古くから知られていることらしく、
1596年の本草綱目(李時珍)にも記載されているのだそうです。
看護学校の教員をしていた時に、
小児の救急看護の授業の準備で、
誤嚥物質の中毒とその対応を調べていて、知ったのですが、
症状は強直性痙攣を主徴とするてんかん様発作で、
主に小児の症例報告が多いそうです。
大人の場合はよほど大量の銀杏を食べないと
中毒には到らないそうです。
小児の場合は中毒を起しやすく、
7粒食べただけで中毒を起こしたという報告もあるそうです。
子どもさんに銀杏を食べさせる時は量に注意!
形から気管にも詰めやすいので注意です。