喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

安土城建築の物語

2009-11-29 | 読後感

やっと読み終えました、『火天の城』。

好きな文章を拾ってみた。

木曾から届いた檜の丸太の一本が折れていて、
羽柴秀吉が「もう一本、木曾で伐らせるか」と言った時、
岡部又右衛門の言葉。
「無用のこと、天主は柱で建てるのではない」
「気骨で、天に突き立つ気骨があれば、
どんな痩せ木でもみごとにそそり立つ」

なお、息子の以俊が、「どうするつもりだ」と言う。
そこで、又右衛門は「やかましい」と一喝して、
「杣頭がこの丸太のために亡くなったのだ、
御霊に、しずかに祈ろうとは思わぬか」
「自分の都合しか考えぬ男だな」
「木組みの工夫などいくらでもできる。
それより人ひとり死んだことのほうが、切なくならぬのか」

又右衛門親子が安土に来て、3年目の春、嵐の日に、
天主の具合を見ていて、以俊が「心配にならぬか」と言う。
又右衛門は「心配なのはよくわかる。
建てた者が、たしかに建物の弱みを一番よく知っている。
だが、建てた後では、もはやどうにもならない」
「わしは目の前の仕事でけっして手を抜かぬようにした。
大工にできるのはそれだけだ。それ以外になすべきことはない」

天主を罵倒されて怒っている以俊に又右衛門が
「呑みこむがいい。いちいちかかずらわっておっては、
心がささくれ立つ。呑みこめ。呑みこんで糞にしてひり出せ」

信長の依頼で、壁のなかに、砕石をぎっしり詰めたために、
重量を増した壁が、柱を下げ、四方の壁全体が沈んだとき、
以俊は「どうするつもりだ」と又右衛門に迫る。
又右衛門は
「お前はそれしか言えぬか。こうしょう、という考えはないのか」

生き方や、仕事に対する向かい方をいろいろ教えられた。

それにしても、建てさせた信長もすごいけど、
解説では、
信長は、日本には珍しい、本物の独創的な天才であったと。
コンピューターも、機材もない時代、
指図を描いて、総指揮した棟梁の岡部又右衛門もすごい!
生き方や、仕事に対する気骨がすごい!


「火天の城」
著  者:山本兼一
出版社:文春文庫





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竜吟の滝

2009-11-29 | 岐阜県 旅

国道19号線を中津川方面に向かって走ると
釜戸駅の近くで、道路沿いに



この、焼物の巨大な竜が目に入る。
「竜吟の滝入り口」という案内板もある。

よくここを通り、気になってはいたけど・・・・
東山の帰り、時間があったので、寄って来た。

巨大な竜の所を左折して、



滝の入り口まで車で入れるが、
ここまで来る道は狭く、車がすれ違えないので気をつけて。


一の滝


二の滝

三の滝・えびす滝・あんま滝があって


昇竜の滝

最後の滝、梵天の滝を左に登ると



岩場が途切れて、もうすぐ、



竜吟湖。人造湖のようです。
ここへは車でも来れるようです。
何が釣れるのか、釣りを楽しむ人が多かったですよ。

ここへ来るまでに、


苔むした大きな岩





以外に、朴葉が目立ちました。
途中で拾った


特大の朴葉には




写真の自然ふれあい館でもらったパンフレット






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東山温泉

2009-11-29 | 温泉





前回行ったローソクの近くにあるんですが、
ホームページのマップを



見ながら行ったら・・・・・・また、迷った!
また、 に  して教えてもらった。
近くまでは来ていたようで、電話した場所から3分ぐらいで着いた。

ローソクと同じラジウム鉱泉。
ローソクと違って、髪も体も洗える。

先週は連休だったので、にぎわったようですが、
今日は、私を含めて3人しか入ってなくて、
ゆったり、の~んびり浸かれた。
あまり知られてないのかな・・・・・・

に入った後、入る前に予約をしていた食事をいただいた。


釜飯セット(味噌汁・みかん付き)

入浴料込みで、2100円。

父も誘ったんだけど、断られた。
億劫なんだろうな。

今度は強引に連れ出そう!

http://higashiyama-onsen.com










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