昨日から公開の、
深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で
最優秀女優賞を受賞したあの映画を観てきました。
見終わって、本当の悪人は・・・・・と思いました。
「殺す」ことは決して、許されるべき行為ではないけど、
佳乃が祐一をそのような衝動に追いやるような言動にでなかったら・・・・・・
圭吾が佳乃を車から蹴落とさなかったら・・・・・・・
祐一は佳乃を「殺す」ことはなかったんじゃないかと。
・・・・なかったら、・・・・・・・なかったらと、
後で思うことがよくある。
この映画の中で、救われた場面がある。
殺された佳乃の父親が、圭吾のところに
スパナを持って乗り込んでくれたこと。
そして、言った言葉、
「あんた、大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで、
自分までうれしくなってくるような人は。
今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うものがないち思い込んで、
それで強くなった気になっとう。
だけんやろ、自分が余裕のある人間て思いくさって、
失ったり、欲しがったりする人間を、
馬鹿にした目で眺めとう。
そうじゃないとよ。
それじゃ人間は駄目とよ。」
ジーンときた!
深津絵里の迫真の演技もすごい
今日の中日新聞の朝刊12面に、
「あの子には、二つだけ叶わなかったこと」があったと、
母親の倭文重(しずえ)が
女優で演出家の長岡輝子との対話で語った内容が書いてあった。
「あの子」とは、
割腹自殺をして今年で40年になる三島由紀夫のこと。
ひとつは、「ノーベル文学賞をもらえなかった」こと。
もうひとつは、「本命の人と結婚できなかった」こと。
驚くこと無かれ、その本命の人とは、
『美智子妃』
三島由紀夫の遺作となった小説「豊穣の海」の第一巻、
「春の雪」は、作者が美智子妃への思いをもとに、
想像力の赴くままに書き上げた私小説であると。
今となっては事実を確かめようが無いがと。
飛鳥新社から出版されている
高橋英郎著の『三島あるいは優雅な復讐』に
これらのことが書いてあるらしい。
へ~!
『豊饒の海』も『三島あるいは優雅なる復讐』も
読んでみんといかん。
「あの子には、二つだけ叶わなかったこと」があったと、
母親の倭文重(しずえ)が
女優で演出家の長岡輝子との対話で語った内容が書いてあった。
「あの子」とは、
割腹自殺をして今年で40年になる三島由紀夫のこと。
ひとつは、「ノーベル文学賞をもらえなかった」こと。
もうひとつは、「本命の人と結婚できなかった」こと。
驚くこと無かれ、その本命の人とは、
『美智子妃』
三島由紀夫の遺作となった小説「豊穣の海」の第一巻、
「春の雪」は、作者が美智子妃への思いをもとに、
想像力の赴くままに書き上げた私小説であると。
今となっては事実を確かめようが無いがと。
飛鳥新社から出版されている
高橋英郎著の『三島あるいは優雅な復讐』に
これらのことが書いてあるらしい。
へ~!
『豊饒の海』も『三島あるいは優雅なる復讐』も
読んでみんといかん。