道明寺は尼寺で、
菅原道真公の叔母の覚寿尼が道明寺に住まわれ、
道真公が筑紫に左遷されて後、
毎日、九州に向かってお供えされた。
そのご飯のおさがりを、分かち与えたところ、
これをいただくと病気が治るという評判になり、
求めに訪れる人が多くなった。
そこで、あらかじめ乾燥、
貯蔵するようになったのが糒のはじまりだそう。
有名なのが桜餅。
関西では桜餅を道明寺と言うそう。
独身の時、関西に住んでたけど、
知らなかったなぁ。
社務所で、糒を使った
道明寺糒チョコレートを売ってたので、
買ってバスの中でいただいた。
糒のつぶつぶがおいしい!
道明寺には糒も売っていて、
質オザサ店主さんのブログhttps://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/3706b730eca5c17fc5bbb51f92314becから拝借
質オザサさんによると、
和紙の袋の「ほしいひ」の文字は豊臣秀吉の文字だそう。
社務所でチョコレートや糒を見てたら、
40代?50代?ぐらいの男性が糒を買ってた。
奥さんに頼まれたのかな・・・・・・・・。
この糒、1000年以上も歴史があるのだそう。
道明寺でいただいた、
木槵樹の種。
道明寺の境内に。
菅原道真公が40歳の時に
道明寺で大乗経典のお経を写経し、
それを納めたところから生えた木が木槵樹だそう。
木槵樹の起源は古く、お釈迦様の時代からあり、
「木槵子経」というお経があるのだそう。
natutubaki33さんのブログから拝借
花は6~7月にかけて咲くそう。
木槵樹の事調べてたら、
私の郷里の隣の光市牛島に、
木槵樹の群生地があるそう。
1935年(昭和10)に日本で初めて
ここで木槵樹の群落が発見され、
現在は全島で約3500本程度が大群落をなしているのだそう。
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/12019
「河内土師寺(道明寺)の木槵樹実で数珠を作り、
念仏百万回唱えると極楽往生が叶う」そう。
数珠は作れんけど、大事にしょ!
今回、大阪の国宝巡りして、
日本には、まだまだ、いいお寺がいっぱいあるんだなと。
まずは、空海が高野山を開くとき
拠点とした観心寺本尊の如意輪観音菩薩像。
次に、金堂の落慶記念に開帳された、
天野山金剛寺の
降三世明王坐像 大日如来坐像(台座をあわせて609.8cm) 不動明坐像
いづれも、昨年の9月に国宝指定。
大日如来坐像を中尊とした三尊が
金堂の須弥壇に安置された形は
増益、息災、徐病、滅罪の祈願を立体化した、
他に例をみない珍しいものだそう。
不動明王の胎内から墨書が発見されて
快慶の弟子の行快によって作成されたことがわかったのだそう。
この、羽曳野市野中寺の全高30.9cmの小さな金銅の
弥勒菩薩半跏像は国宝ではないけど、
台座の造像記の銘文が有名なのだそう。
銘文によると、「丙寅年四月大旧八日癸卯開くに記す」と
書かれていることから、西暦666年、天智天皇5年に
造られたことわかるのだそう。
また、「弥勒御像」と記され、
右手をかるく頬にあてた半跏思惟の像が
弥勒とわかる点でも貴重な作なのだそう。
国宝巡りの最後は、
桜餅の道明寺粉で有名な道明寺の、
十一面観世音菩薩像。
端整な整った綺麗なお姿だなあ。
仏像三昧、寺巡り・・・・・いいよ!