父方、母方の祖父母ともに関わりが薄く、あまり記憶がない。
我が家には仏壇もなかったので、
仏壇に手を合わせるという習慣もなかった。
主人の親が亡くなり、私の母が亡くなり、
夫は毎朝、自分の親の位牌に手を合せているけど、
私は何もしていない。
何世代もつながって、私がいるんだよな。
先祖を敬って・・・・・とは思うのだけど、
行動が伴わない。
この映画を観て、‘二度目の死’があるんだと、
しかし、生きている者たちが亡き人を思い出している限り、
死者の国で楽しく生き続けるんだと。
私には二人の母がいるけど、
写真を出しておかなくっちゃと。
年弘法で五つの筆を持った弘法大師(この時は空海)を紹介したけど、
「高野大師行状図画-五筆和尚(空海)、白鶴美術館蔵」
31歳で遣唐使に選ばれて唐に渡った空海が
あるとき皇帝から宮中の壁に五行詩を書くことを命じられ、
宮中に上がった空海は、何を思ったか
両手と両足に筆を持ち、さらに口にも筆をくわえ、
壁に向かって座り、五本の筆を同時に動かして
いっきに五行詩を書いたそう。
そこで皇帝は、空海に「五筆和尚」という名を賜ったと。
五筆とは五本の筆で同時に書いたという意味ではなく
楷書・行書・草書・隷書・篆書の五種類の書体に通じていた。
という説もあるようだ。
どちらにしても、すごい
余談だけど、嵯峨天皇・橘逸勢(たちばなのはやなり)とならぶ
「三筆」のひとりだそう。
隣の市の春日井出身と言われている
小野道風が「三筆」に入っているかなと思ったら、
藤原佐理・藤原行成と合せて「三跡」と称されていて、
「三筆」は9世紀、「三跡」は10世紀の人物だそう。
徳川園の桜の二胡音楽会に来てます。
今年は中国から大勢の演奏家を招かれて、
豪華ヽ(´ー`)ノ
中国の楽器の音色はいいね。
同じアジアの人種で心が通うものがあると思う。
知多四国番外の東光寺、
1900年に実空上人がこの地に説教所を開いたのが始まりだそう。
弘法大師の一代を年ごとに表し、年弘法と言うらしい。
本来は62体あり、1945年の大地震で被害を受けて、
現在は45体だそう。
その中でも目を引かれたのは黄金の智拳印を結んだ像と
5本の筆を持った像。
これは、弘仁2(811)年正月15日、
平安京の宮中で弘法大師空海が現した
有名な・・・私は知らなかったけど・・・奇跡?からきているそう。
弘法大師は即身成仏を説いたそうで、
嵯峨天皇から
「ならば、そちの説く即身成仏の現証を見せよ」と言われ、
静かに結跏趺坐 し、
手に印を結び、口に真言を唱え、
すると、見る間に肌は金色に輝き、眉間に白光を放ち、
頭上に宝冠を載せ、五色の光明を放散した。
芳しい香りを秘めた絢爛たる光が周囲を満たし、
すべてを包み込んでいった。
「大日如来さまだ」と声があがった。
弘法大師の教えの本質は真言密教だそうで、
修行僧時代に大日経に巡り合い、
この勉強のために唐に渡ったのだそう。
【宗派、本尊】西山浄土宗、阿弥陀如来
【場所】JR亀崎駅から徒歩約15分 バス亀崎停から約徒歩10分