晴れの朝です。
なんとはなしに、夏真っ盛りなのじゃ。
暑いけど、いいねぇ。
夜は涼しいし…
昨夜はお隣のニセコ町で「京都大学交響楽団 オーケストラの夕べ」ってのが開催されましたです。
入場料は500円なり!!
で、おぢとハニーさんも含めて、近隣町村からも大勢が詰め掛けておりました。
クラッシック音楽には、さっぱり疎いおぢですが、よろしいねぇ、こういうの。
生のオーケストラ演奏を聴くなんて、何年ぶりのことじゃろか。
札幌に住んでたら、たぶん、絶対、聴きにはいきません。
田舎暮らしって、なんか人をアカデミックにしてしまうのじゃ?
曲目はハンガリー舞曲やらカルメンなどなど、よく知った曲ばかり。
体育館で、「大学屈指の実力と伝統を誇る楽団」を堪能いたしました。
音楽に疎いおぢではありまするが、感想を言わせていただければ、ちょいと迫力不足の印象じゃった。
体育館という音響上よろしくないこともあったけど、あれだけ大勢のお方がいるのに、なんかこじんまりとした演奏。
京大の優等生らしい、「そつのない演奏」とでも申せましょうか。
ただし、最後に演奏したバレエ組曲「白鳥の湖」だけは、迫力のある演奏でした。
「いま力入れて練習してます」ってかんじ?
でも、もちょっと、「リキ入れんかい!!」とか思っちゃいました。
素人のくせして、スマンこってす!!
プログラムには、「指揮者体験」というのがあって、誰でも指揮者を体験できるコーナーがありました。
ひとり「仕込みの子」がいて、「引っ込み思案が田舎の子」ゆえ、それで終わりかぁ…
と思ったら、次々体験を申し出る子がいてびっくり!!
結局、7歳から高3の男の子などが次々と指揮者を体験いたしましたのよ。
いやぁ、恐るべしじゃねぇ。
物怖じしないニセコの子に、なんか感動いたしましたです。
元気でいいぞぉ~田舎の子!!
すれた都会っ子がとっくに失った、素直さとか、元気さが、まことによろしい。
子育てには、田舎がよろしいのじゃ!!
最後に、ニセコ町文化協会・会長のおばが、お礼の挨拶をしたのだけれど、このおばが、また凄い!!
詩吟かなんか、やってたお方と思いましたけど、何が凄いかって、これが朗々としたご挨拶なのじゃ。
ちょいと長い喋りではありましたけど、京大生も恐れ入る格調の高さで、涙も誘いかねない感動モノ。
あのおば、一体何者なのかねぇ?
けっこうなお歳なのでしょうけれど、只者ではありません。
その挨拶終わって、おぢはというと、思わずおばの方を向いて、スタンディングオベーションで拍手してしまいましたのです。
京大生には座ったまま拍手でした、スマンこってす!!
あのおば、もしかして「浅香光代」の門下かなんかで、女剣劇でもしてたんじゃないのか。
いやいや、挨拶の内容から、彼女は戦争中、空襲の下でクラシック勉強してしてたみたいなってことで、東京のどこぞの音楽学校出身か?
いずれにせよ、只者ではないのじゃ。
あれやこれや、お隣ニセコ町、恐るべし!!なんか凄いのじゃ。
ってことで、楽しい夜は更けていったのじゃ。
いがったねぇ…