おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

週刊誌に学ぶ

2010年10月08日 | Weblog
午前6時の気温は、プラス8度。
ニセコアンヌプリは雲に隠れて見えませぬが、朝焼けがなんともよろしい。
久々に早起きしちゃったけど、なんか静かでいい朝でござる。

写真は、ほぼ完成に近づいた薪小屋。
ニセコのTさんにお願いして造っていただいておるけど、立派だなぁ。
薪なんか置いといていんだろか?

さて、
きょうは、10月16日号の週刊現代から、あれやこれや、たいそう気になるなんだかんだを引用することにいたしましたです。
手抜きでスマンね!!

まずは伊集院静さんの「それがどうした」「日本はなぜ中国に完敗したのか」なのじゃ。
「昔、喧嘩のプロ、仲裁のプロに酒席で戯言を聞いたことがある。『こちらに九分の非があってもいったんはじめたらビクッともせんことですわ。押しまくっとったら必ず突破口は見つかりますわ。そういうもんですよ、諍いちゅうもんは』九分の非でもそうらしい。」

なるほどじゃ。
ケンカとはそういうもんなのですなぁ。
「ビクッともしない」のが大事なのに、実態は「オロオロ」。
毅然とした態度に終始すりゃ、いがったものを。
だから伊集院さんに「何をしているんだ政治家は」と言われちゃう。

話はゴロンと変わりますが、エコノミストの中原圭介さんの「お金の神様」は、「東証取引時間 国債先物、延長へ」という日経新聞の記事について、こんなことを書いておる。
「問題は、二つ目の『特別気配制度を撤廃する』という変更点です。~中略~特別気配の撤廃とは、急激な値動きを容認することに他ならない。~中略~過去にも書いているように、世界の投機筋は、欧州情勢が落ち着けば、次は日本を『標的』にしようと考えています。国債先物を売り崩しやすくしてくれる東証に、感謝しているに違いありません」

となんだか怖い。
で「~中略~先物を暴落させてマインドを変えることなど、ヘッジファンドにとってはお手の物です。どうして東証がこのタイミングで『嵐に門戸を開く』のか、正直、首を傾げます」と書いておる。

ようは、東証が「特別気配制度を撤廃する」ことによって、ヘッジファンドが国債の先物を売り崩しやすくしたってこと。
つまりは、ヘッジファンドが、ニッポンの国債暴落を仕掛けるのを容易にしたのが東証だ、ってことらしい。
いやはや、とんでもないことでござる。

東証は、「ギリシャ悲劇」がニッポン国で再現されるきっかけを作った、ってことかいな!?
これって危ないんでないの?
中原さんの危惧するようにならんことを祈るばかりなのじゃ。
もし、日本国債が大暴落し、我がニッポン国の経済が破たんしたなら、責任の一端は東証にあるってことかいな。

「君子は危うきに近寄らず」と思ってましたけど、東証には君子がいなかったってことらしい。
なんか、怖い。
それにしても、こんなんでいいんかなぁ、我がニッポン国は。
あっちもこっちも蛇行運転じゃ。
早晩、大事故起こすに違いないと思うけど、どうよ?