おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「自衛隊は合憲」が自民党の公式見解、憲法変える必要どこにある!?

2017年05月17日 | Weblog

Eテレ朝の体操が終わった午前6時40分、ご当地の気温はプラス8度と、いまんとこ肌寒い。

きょうから北海道は高気圧に覆われて、ご当地は曇りのち晴れのお天気になる。

気温も上がってくるそうな。

風邪気味でだるくて困っておったおぢも、今朝はラジオ体操ができるまでに回復じゃ。

ここんとこ、3月、4月並みの天気と気温でしたので、これにすっかりやられたようなのでした。

それでも昨夜、しっかり汗かいて寝たら今朝はスッキリなのじゃ。

万病の元である風邪には気をつけないといけない、じーさんでござる。

さて、

安倍総理でござる。

この人は、何をなそうとして総理大臣を続けているんだろ?

フツーは、自国と国民が豊かにするのを目的に国のトップになる。

国家国民のことを考えたなら、まずは経済だ。

ところが最近では、金科玉条のアベノミクスについて、さっぱり何も言及いたしません。

このところの発言を見ると、総理の目指すところ、やっぱ「憲法改正」だけとしか思えない。

2013年、憲法改正の発議に必要な衆参両院での3分の2以上の賛成という要件を、2分の1に引き下げる「憲法第96条の改正」を、安倍さんは打ち出した。

そりゃいくらなんでも、「姑息」じゃんかと、たいした評判が悪く、これは1年後には引っ込めた。

現在はその3分の2も手中にした。

そして今回は、2020年に憲法9条を改正すると唐突に言い出した。

自衛隊は合憲だと付け加えるという。

これならニッポン国民の多くが納得するだろうってことだが、ここに落とし穴がある。

狙いはどうやら違憲の疑いのある自衛隊の海外派遣を合憲化することだろう。

憲法を順守する立場である総理大臣がそんなことは言えないので、自民党総裁としての意見だという。

ところが、自民党内でこれについての論議はというと、安倍さんはすっ飛ばしちゃった。

2005年、自民党は結党以来初めて「新憲法草案」を取りまとめ、公表しておる。

さらに2012年には、2つ目の改正案である「日本国憲法改正草案」を公表じゃ。

2つの改正案が自民党内にある。

長々と党内論議した改正案を、今回安倍総理は軽くすっ飛ばし、党内議論など丸きりないまま「2020年に9条改正」と言い出したのでござる。

いかにも唐突ですわ。

自民党内で反発の声が上がるのは当たり前田のクラッカーでござる。

安倍総理は「違憲の疑いを指摘されている現状を解消したい」と説明しているけど、「何言ってんの?」って話だ。

自衛隊について政府は、現行憲法の下で「合憲」であると解釈しておる。

そして国会では自衛隊は合憲だとして、これを前提に数多くの法律を成立させておる。

最高裁判所が1度たりともは自衛隊の違憲判決を出したかね???

合憲としておるものを、わざわざ憲法改正してまで合憲とするわけですから、裏があるに違いないと思うのが常識だ。

しかも自身の考え方については「読売新聞を読め」と来ちゃったね。

総理が国会で野党議員に説明するのは、とりもなおさず国民に説明することに他ならん。

これを軽くスルーして、読売新聞を読めですわ。

読売新聞読者以外の国民に対して、失礼千万ですわ。

民主主義のルール、政党内のルールを吹っ飛ばして、持論を通そうとしておる。

こういうのを世間ではお子ちゃまとも、暴走とも、ときに独裁とも申します。

極端に右に偏っておる総理、このまま長々とその座に座らせておいて大丈夫かニッポン国???