午前6時の気温はプラス4度と少々寒い。
ではありますが、スカッと青空のお天気で気持ちがよろしい。
予報によると、きょう1日晴れのお天気で、日中の最高気温は22度になるそうだ。
ご当地もいい陽気になってまいりました。
さて、
安倍総理のお友だちが理事長を務める加計学園問題でござる。
標記のように、日本獣医師会の会長は獣医は足りているというのに、獣医学部を新設するという。
家畜が減って、おかげで獣医が余っておるのに、獣医学部を新設するって、どこが国家戦略か?
東京新聞電子版によると、獣医学部というのは全国16大学にあるそうだ。
でもって、文科省はこれまで50年以上にわたって獣医学部の新設を抑えてきた。
なぜかご存知か?
ニッポン国の人口減少に伴って、これによりペットの数も減り、犬猫病院などの動物病院も、その経営が不安定化する事態が起きておるためですわ。
「家畜の減少」と「ペットの減少」のダブルパ~ンチだ。
獣医を増やしたいなら、その前に、家畜を増やす「国家戦略」が必要ではないのかね?
ご当地でも、とある動物病院が2年ほど前に閉院しておる。
全国的にも、動物病院はどんどん減っており、従って獣医師の需要は減ってきておるのが実情だ。
日本獣医師会の蔵内勇夫会長は新年のご挨拶で以下のように述べておる。
「内閣府に設置された内閣総理大臣を議長とする国家戦略特別区域諮問会議で,議論されてきたことの一つに獣医学部新設があります.獣医師の需要動向をみましても,地域偏在や職域偏在はあるものの,全国的観点から獣医師数は不足していませんし,平成 19年に農林水産省で行われた獣医師の需給調査においても,今後,獣医師が過剰となる場合や不足する場合のシュミレーションを行いましたが,不足するという結論になっていません.過去 50年間,獣医学部が設置されてこなかったのは,その必要がなかったからであります」
さらに、
「全国的見地から獣医師が不足していないので,なぜ新たに獣医師養成大学を設置するのか理解できません」
…と述べてるんだなぁ~
おかしくないかね安倍総理!!
日本獣医師会の会長さんが、獣医は足りておって、「獣医師養成大学を設置するのか理解できない」としておるのに、「国家戦略特別区域諮問会議」(安倍晋三議長)は獣医学部の新設を認めたわけ。
どこが国家戦略か???
獣医を増やす前に、ブランド牛なんかを増やす国家戦略の方が先ではないの?
家畜が減って、ペットが減って、なんで「国家戦略」で獣医を増やすのか、とりあえず意味不明でござる。
自民党という組織は、日本獣医師会のような業界団体から強い要請を受けて、その意向に従って学校を新設したり、学部を増やしたりするもんだ。
これがいいか悪いかは別問題として、「業界団体の利益代表」がそもそも自民党の体質でござる。
ところがギッチョン、こと獣医学部に関しては、業界団体が設立に反対しておって、文科省も右へならへしておった。
これをひっくり返したのが、「国家戦略特別区域諮問会議」(くどいけど議長は安倍晋三さん)であり、今回の加計学園でござる。
安倍総理が規制改革の一環として導入したのが国家戦略特区ですわ。
上記にるる書きました通り、総理のお友だちの強い要請で獣医学部が新設されたと思うのが当たり前田のクラッカー!!
安倍総理は国会で「加計学園から私に相談があったことや、圧力が働いたことは一切ない」と関与を否定しておるけど、どう見ても大ウソでござる。
最後にあらためて日本獣医師会の会長のご意見を掲載いたします。
「特に,今回,獣医学教育及び獣医師職域の現状及び将来の在り方について,十分な検証も行わず,本会等関係者が意見を述べる機会もないまま,一方的に獣医学部の新設が決定されたことはきわめて遺憾であります」
安倍総理も文科省も、このご意見をどう受け止めるのかねぇ、、、
加計学園問題、今後の成り行きがたいした見ものですわ!!
ちなみに、森友学園も、加計学園も、その名誉校長は「安倍昭恵さん」だということは、しっかり申し添えておきまする。
森友学園も、加計学園も、どっからどうみても安倍総理と「ずぶずぶの関係」でござる。