午前5時30分の気温はプラス13度。
日増しに緑が濃くなってまいりました。
と同時に、我が家の敷地内は、あっという間に草ぼうぼう。
いい加減、草刈正雄しないといけません。
いつものことではありますが、北海道の田舎、冬は雪との戦い、夏は草との戦いなのでござる。
このところ風邪っぽくて、だるさが取れなかったおぢ、ちょうど1週間かかってようやく元に戻った感じですわ。
きょうはこれから草刈りでござる。
さて、
きのうの日テレ「バンキシャ」で、加計学園が運営する千葉科学大学を取り上げておって、その内容に驚いた。
千葉科学大学は、安倍総理の「腹心の友」加計孝太郎理事長が、2013年に銚子市に設置したいと申し入れし、設立されたという。
銚子市は、大学設置で人口増と経済効果が見込めるなどとして、校舎建設費補助に77億5000万円、校舎の土地は長期無償貸与しておる。
市の財政が悪化し、人口が減少する中、地域活性化の切り札が加計学園「千葉科学大学」だった。
「だった」というのは、
銚子市の財政がその後も悪化の一途で、市役所職員は給与カット、市長も給与の3割カットで、ゴミ袋の値段は1.5倍、火葬場は料金が2倍という財政危機がいまも進行中だからだ。
財政破たんした「夕張市の一歩手前」が銚子市なのでござる。
しかも残念ことに、大学設置後も銚子市に雇用の場はなく、学生は卒業後に銚子を離れるそうだ。
経済効果と人口増はどこへやら…
巨額の血税で設立された千葉科学大学ですが、定員割れもしておるそうだ。
あっちもこっちも、ありゃりゃなことなのですわ。
市の財政赤字は千葉科学大学のおかげでさらに膨れ上がり、銚子市民、プンプンだそうです。
ただいま問題となっておる加計学園の獣医学部を建設中の愛媛県今治市でも、用地を無償譲渡(約36億円相当)し、施設整備費として市と県で最大86億円を助成することを決めておるとか。
また、加計孝太郎理事長は、安倍総理夫妻と籠池理事長の「つなぎ役」ではないかと週刊現代は伝えておるそうで、これまたややこしい。
憲法に「高等教育の無償化」盛り込むという安倍総理だけど、これって人口が減少する中、ニッポンの学園理事長さまにメリットがあるからじゃないの?
…と疑いたくもなる。
国家戦略で獣医学部を設立するわけだけど、そもそも意味があるのかって問題もある。
かつては動物病院が大盛況で、確かに獣医師が不足していた時期もありましたけど、いまはどうだ???
ニッポンの人口減少に伴ってペットの数も減少中。
「団塊の世代が高齢になり、ペットが亡くなるともう次は飼わなくなった」そうですわ。
総務省の統計によると、1990年代に年平均約11%の急成長をみせた動物病院。
だけどその後99~2009年は年平均2.6%と伸びが鈍化し「ペットブーム」は陰りつつあるといわれておる。
高齢化はその後も進行中ですから、「陰り」で済む話ではなくなった。
国会戦略会議(安倍晋三議長)が、推進した今治市における獣医学部の設立、銚子市の二の舞になるんじゃないかと、他人事ながらたいした心配ですわ。
獣医は増えるけど、求人はあるのか?
日本獣医師会顧問で、北海道選出の元自民党の国会議員・北村直人さんは「獣医は足りてる」と申しておるぞ!!
カネを出した地方自治体は、ただただ大借金に泣く構図にはなりはしないのか?
立派な大学ができて、人口減で学生が減少しても、「高等教育無償化」して儲かるのはだれだ!?
この国の総理大臣、だれのために働くのか、わけわかりません。
いやはやなことです…