午前7時の気温はマイナス1度。
一部黒い雲が見えますが、おおむね晴れのお天気でござる。
デッキには霜が降りてますが、雪は消えてます。
台風一過、穏やかな朝を迎えております。
さて、
「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」
これは憲法第53条の後段にあるそうだ。
今回、憲法53条に基づいた、野党の臨時国会召集要求をスルーしたのが安倍総理だ。
さらに、内閣改造後の代表質問すら受けずに解散。
これでは独裁と言われても言い返す言葉などないだろ、って話だ。
解散の理由も「消費税の使い道を変更する」と民進党のパクりといわれてもしょうがない。
取ってつけたような理由です。
選挙中は北朝鮮の危機で「国難」だと煽るばかり。
そんな国難なら「選挙なんぞしてる場合でないだろ!!」との声も当然だ。
前代未聞、国会軽視のメチャクチャをして、憲法をも軽く踏みにじり、大義もないにもかかわらずの大勝利。
「選挙上手」と言えばその通りでしょうけど、やり方が正しいかといえば疑問符が付く。
また、自民党以外に「受け皿政党がない」ことが、国民にとっていかに悲劇か物語る。
旧民主党政権のお粗末が招いたこととはいえ、何とも情けない。
TBSの国会王子こと武田一顯記者が申しておった以下の言葉がなかなか皮肉でよろしい。
「安倍さん持ってるねぇ~票を減らして議席を増やした」
どうやらその通りだ。
比例の自民党は明らかに前回より票を減らしておる。
にもかかわらず議席を増やしたわけですから笑いが止まらない。
まさに敵失による「棚ぼた大勝利」なのです。
選挙3日目ぐらいまでは、かなり小池百合子さんにも期待感がありました。
おぢも安倍政権を倒すその一点で、希望の党も悪くないと思ったこともあったね。
しかし、都議会都民ファーストの会の2人の議員が突如辞職するなど、小池さん、なんだかへんでないの?
…とようやく世間も思いはじめ、その後はドタバタ劇ですわ。
初の女性総理に期待する声もありましたが、言葉は先行するけど、いうところのガバナンスがあまりにいい加減。
ようは自分の党内をまとめることもなにも、さっぱりできゃしなかった。
代表代行・若狭さんの落選には「さもありなん」の声もある。
当初は反安倍の保守派を巻き込んで、大きな勢力になることも期待されたけど、選挙後「自民党と連携」発言や、「排除」発言で大失速。
これでもう政治家としてアウト、首相への野望も完全に潰えたとみるのが正しい。
そんなこんな、小池さんにいいように振り回されたあげくの果てに自民党の大勝利だから腹も立つ。
それでも立憲民主党がいまんとこ55議席ですが、この先は無所属と希望の党の脱落組が合流もしくは統一会派を組むことで100議席近くまで増やす可能性もある。
また、自民党内だって、安倍晋三を筆頭とした極右ばかりではありますまい。
心ある自民党国会議員の皆さんへ期待もある。
それと、「解散は首相の専権事項」というのもあまりに政権与党に有利でおかしな話だ。
一番有利な場面で解散するわけだから、与党が有利に決まっておる。
こうした解散権は、世界の議会制民主主義国家で消えつつある。
実際、イギリスでも解散は議会の3分の2以上の賛成がないと認めないことになった。
安倍独裁政権ではどもこもならん話だろうけど、この先考えねばならん大きな課題でもあるようです。
人気の小泉進次郎さんが総理なら、国民こぞって納得なのかも知らんけどねぇ、、、
極右の独裁坊ちゃんでは、どもこもなりませんですハイ!!