食事の支度やら片付けなどを終えたところです。
午前9時の気温はプラス2度。
今日もスカッと晴れのお天気です。
ハニーさんは今日も体調がイマイチ。
それでも、朝食では副食を作ってくれてました。
嬉しいことに回復の気配です。
話は変わりますが、
サッカー、コンサドーレ札幌にとんでもない助っ人が登場し、名門の清水エスパルスに5対2の勝利なのだ。
しかも今季加入したブラジル人のロペスが4得点なのだからびっくり仰天。
去年はJ1で初の4位と大躍進したコンサ。
いよいよ今年は3位以内、いやいや優勝も視野なのだ。
以前はJ1に上がると、翌年はJ2に陥落するってパターン。
ですが、とうとうJ1定着の気配どころか、優勝争いも視野なのだ。
凄いぞ、コンサ!!
さて、
8日に岩内町で講演があり、聞いてまいりました。
講師はジャーナリストで、拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰さん。
中国事情に詳しい元週刊文春の記者です。
まずは米中貿易戦争に触れてこう申しておりました。
「日本は部品を中国に輸出し、中国はこれを組み立て米国に輸出してきた。貿易戦争の影響で中国への輸出が激減した日本企業は、業績を大幅に下方修正した」
実際、3月期決算で中国に輸出しておる日本企業の業績は急落しておる。
大幅黒字になるはずだった日本電産はいきなり赤字転落した。
米中貿易戦争はニッポンにも大きな影響を与えておるわけで、他人ごとではないらしい。
また日中関係がここんとこ急接近した理由について、こうも述べた。
「中国は転換点を迎えて『全方位外交』にシフトした」
「日本はというと年間830万人、ひとり25万円ものカネを落とすインバウンド(中国人観光客)が大きい」
ようは日中を取り巻く情勢が変わったってことだ。
以前なら、安倍総理の憲法改正とか、自衛隊の空母計画なんぞ、話が出ただけで、中国国内では反日デモが起きたはずだけど、それがないのは中国の「全方位外交」への転換があったためだそうな。
観光立国ニッポンは、ひとり25万円ものカネを落としてくれる金満中国に、文句など言う筋合いはないってことなのだ。
AI(人工知能)を取り巻く状況についてもこう述べた。
「日本では経産省が積み上げて年間1000億円を出している」
「一方、中国のアリババは1社で1兆7000億円、同規模の投資がほかに6社ある」
完全に桁違いの投資、圧倒的な中国の勢いなのだ。
これでは中国に勝てるわけがない。
中国から見れば、もはやニッポンは敵でもない。
平成元年、世界時価総額ランキングで上位50社のうち、ニッポンは32社もあった。
それが平成30年にはなんと1社しかないのだ。
それもトヨタ1社、なんと35位なのだから情けない。
さらに中国は、EV(電気自動車)でニッポンの自動車メーカー潰しを進めておるそうだ。
中国のEVメーカーは申請中も含めて61社だ。
これが総がかりで新製品をどんどん生産してくると、ニッポンのトヨタだって、相当危うい。
ニッポンの凋落、中国の勢い、凄まじいものがある。
テレビでは、あれこれお間抜けな事故の様子を移した中国の映像が流れる。
「なんて国だ」と多くのニッポン人は笑っておる。
だけど、AI、EVなどニューエコノミーは米国も恐れる急速な発展を続けておるそうだ。
もっとも、中国の重厚長大産業は凋落しておるそうだけどね。
技術の進化によって、かつては「下水油」で調理するレストランもあった中国だけど、いまや高級料理店の厨房内をスマホの映像でチェック出来るという。
中国では安全な店をしっかり選択できるシステムまでできておるそうだ。
「バイトテロ」に呆れておるニッポンより、はるかに進んでおる。
富坂さんは、「もはや技術はニッポンが中国から盗む時代が来た」と申しておりました。
パクリが中国の専売特許と嗤っておったニッポン人だけど、AIやEVの世界ではニッポンがパクって生き延びる時代らしい。
統計不正とか、中国を嗤えぬ事態も発生しておるニッポン国、ボーっとしておるようにみえるけど、この先大丈夫か???