おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

あの事故から8年、自宅に戻れない人約7万人という悲劇

2019年03月12日 | Weblog

午前6時の気温は零度。

デッキにうっすらと雪が積もっておりますが、今は止んでます。

北海道は発達した低気圧の影響で、東部では大雪や吹雪だそうな。

北海道の西部にあるご当地は、サッと雪が積もっただけ。

釧路などいわゆる道東方面のお天気が気になります。

道東では春先の大荒れ天気で、車がスタックして身動きとれずに惨事を招いたことが過去に何度もある。

2013年、中標津町や湧別町で8人が車に閉じ込められて凍死しておる。

3月上旬のことだった。

心配なことです。

そんなきのうはハニーさんを連れて、真狩村の診療所へ行きました。

どうにも咳が止まらないのです。

診察の結果、肺に異常はなさそうで、のどの腫れからくる咳らしい。

咳止めや抗生物質をいただいて帰宅。

ずいぶんよくはなってきましたが、就寝時に咳がでるので、おぢもなかなか寝られないことに。

そしてきのうは、2011年に東北地方を襲った東日本大震災が起きた日でした。

犠牲者は2万2000人以上だ。

加えて、福島県の原発事故周辺では「帰還困難区域」というのがあって、いまも自宅に戻れない人々が大勢いる。

平成27年時点で9000世帯約2万4000人もいるそうだ。

浪江町、双葉町、大熊町の3町だ。

このほかに「居住制限区域」といって放射線の年間積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがあり、引き続き避難の継続を求める地域というのがある。

これが約8300世帯約2万2700人。

さらに、「避難指示解除準備区域」があって、これは放射線の年間積算線量が20ミリシーベルト以下になることが確実なのだそうで、住民が帰還できるように環境を整備するところだそうな。

といっても、解除の準備ですからここでは8000世帯約2万36000人だそうな。

8年経った今も、世帯数にして計2万5300世帯、約7万人が自宅に戻れないのだ。

酷い話だ。

こんな大きなリスクを抱えた原発を、狭いニッポンで使い続けるなんて、国を滅ぼしかねない暴挙なのだと申しておきましょう。