午前6時になりました。
気温はプラス11度でどんより曇り空。
時おり小雨がぱらつきます。
きょうは午前中の降水確率30%で日中の最高気温は19度とか。
パッとしない1日なりそうです。
さて、
新型コロナウイルスです。
ワクチンの開発が急がれますが、ニッポンでは阪大のベンチャー企業「アンジェス」がDNAプラミドという技術を使ったワクチンを開発中だとか。
週刊文春によると、この「アンジェス」という会社の創業者で阪大教授の森下竜一さんと安倍さんはお友だちだそうな。
でもって国からワクチン開発に、アンジェスに20億円、塩野義製薬は約13億円、KMバイオロジクスには約11億円が支出される。
アンジェスだけ突出して多い理由は、特に開発が進んでおるためか?
森下竜一教授は2013年と15年に「桜を見る会」に招待されておった。
う~ん、どうなんだ、これ?
おかげさんでこのアンジェスの株価、2月28日の375円を底に、5月8日には2455円まで上昇しておる。
2か月あまりで株価はざっと6.5倍ですわ。
ま、結果オーライで、新型コロナのワクチンが世界に先駆けてニッポンで開発されればいいようなもんですけど、「友だち優遇」だとしたらどうなんだ???
一方、アビガンです。
たいそう効き目があるとされたアビガンですが、ここへきて雲行きが怪しいのだという。
フリーアナの赤江珠緒さんやタレント石田純一さんが生還したのはアビガンといわれておったもんだから、おぢもトットと承認してほしいと書いた。
ところが文春によると、新型コロナに効く「データがない」という。
アビガンを熱心に推してきたのは「官邸官僚」の頂点にいるとされる今井尚哉さんだそうな。
これが特効薬になれば、「安倍官邸は新型コロナに打ち勝った」と国内外にアピールできると踏んだためとか。
そんなことで、一部では「アベガン」とも呼ばるそうだ。
そんなこと、知りませんでした…
週刊文春が入手した極秘データでも、アビガンの効果は芳しくない。
さらに、実際人体にアビガンを投与した試験も、結果は芳しくないから、「ありゃりゃ?」ってことになる。
安倍さんも、ずいぶんこだわった5月内承認も断念した。
いやはや、「よく効く薬」とされたアビガン、暗雲どころか、アジャパーですわ。
おぢも羽鳥モーニングショーも、すっかり振り回された形だ。
実はこのアビガンには、国の予算187億円が計上されたと週刊文春は伝えておる。
だけど、実際にアビガンが効いたのは、製造元の富士フイルムの株価だけ。
富士フイルムの株価3月13日の4152円を底に4月6日には6420円に急騰した。
トットと知っておればたいした儲かったけど、その後4724円まで下げておるから、化けの皮がはげた印象だ。
そもそもですが、アビガンの製造元である富士フイルムの会長古森重隆さんも、安倍さんと仲のいい財界人だ。
「ワクチン」も、「治療薬」も、安倍さんのお友だちの企業に対して国のカネが優遇的に配分されておる。
くどいようですが、結果オーライで、ちゃんとしたワクチンや治療薬が開発されればいいようなもんだ。
ですけど、なんだろね? この不公平感というか身内ばかり優遇する感じ。
安倍さんは、総理大臣という立場をフル活用して、身内や友人を優遇してきた。
ニーズがさっぱりなかった四国の獣医学部「加計学園獣医学部」と、今回も似たりゴンベなのだから困るのだ。
加計学園獣医学部は、「岩盤規制の突破」が推進のウリで、極めつけは安倍さんが「新薬の開発などの先端ライフサイエンス研究の推進」を謳ったのだった。
「新薬」で「先端ライフサイエンス」ですから、コロナの治療薬開発なんかしてるのか?
ここに国のカネは投じないのか?
さっぱり何してるのか、聞こえてきませんけど…
ようするに、国民のカネ、税金の使い方がなんとも不可思議なのだ。
そんなことで、このままでは新型コロナ戦争に勝てる気がしてこない。
カネは、打ち出の小づちから限りなく出るもんではございません。
効率的に、国民に分かりやすく税金は使ってくれよ!! って話なのだ。