午前6時40分です。
お天気は薄曇り。
気温はただいまプラス13度で、日中は最高気温が25度だ。
札幌では30度になるそうだ。
札幌は7月末の気温です。
さて、
コロナ不況下の株価でござる。
日経平均株価はきのう3か月半ぶりに23000円台を回復しております。
どっからどう考えても大不況が待ち構えておるのに、株価が戻るって、かなりの異常事態だ。
ようは、世界各国の中央銀行が大規模の財政出動と金融政策をしておるかららしい。
市場にカネがジャブジャブで、行き場のないカネが株式市場に流れ込んでおる。
「わずか3カ月半での9割回復は、過去の危機と比べると異例の速さだ」と日経電子版も書いておる。
世界中の中央銀行が国債の増発を支える「禁じ手」をしておるらしい。
おぢが先日、当ブログに書き込んだゴミ株「CAICA(2315)」はなんときのう高値63円を付ける急騰だから驚いた。
おぢは23円で買っておりますから、63円で売っておれば3倍近い値幅が取れた。
実際には留守しておりましたから、そうはイカキンだったけど、それでもきのうの終値は、前日比で40%の上昇でござる。
ただしチャート上では長い「上ひげ」が出現しておりますから、「これで相場は終わりました」ってこともありそうだ。
なんだかおかしなことが進行中なのです。
この株バブルでは、クズ株、ゴミ株のたぐいが3月20日前後を底に、2倍、3倍、場合によっては10倍なのだ。
いわゆる「テンバガー(10倍まで跳ね上がる)」が続出中。
そもそもがクズにゴミですから、しっかり元の木阿弥になる可能性も大なのだ。
外国人投資家も、5月第3週には大幅な買い越しに転じたことも理由のひとつらしい。
どうやらニッポンでこの「株バブル」を支えておるのは「日銀のETF買い入れ」
ようは日銀による「ヘリコプターマネー」ということ。
ヘリコプターマネーとは、財政や通貨の信認を揺るがす禁じ手だ。
中央銀行がカネをばらまくので、世の中に出回るお金が増えインフレになる。
「これが株の売り圧力を下支えした」というのがもっぱらの見方だそうな。
これがさらに、だらだら続く可能性が高いとも。
ですがコロナの第2波、第3波で、「新興国経済の破綻」をきっかけにバブル崩壊の可能性もあるという。
世界経済を睨みながら、でも、いまは「株バブル」なのだ。
目先は9、10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)がこの株高にどう反応するかだそうな。
ニッポンのバブル崩壊もそうだったけど、金利上昇を容認すれば、あっという間にアジャパー。
浮かれておると「ケツの毛まで抜かれる」ことを、前回のバブルでおぢ世代はよ~く知っておるので、皆さまご注意を。