おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

旭川の病院はパンク寸前!! コロナばら撒き「GOTO」してる場合か?

2020年12月09日 | Weblog

まもなく午前6時です。

気温はマイナス5度で無風。

雪は降っておりません。

さて、

北海道では、旭川と札幌といった大都市を中心にコロナウイルスの感染拡大が続いていて正直怖い。

人口33万人、北海道第2の都市旭川では、病院でのクラスターが次々発生中だ。

病院は2カ所で、ほかにクラスターが6カ所あるというからクラクラする。

吉田病院にはきのう自衛隊が派遣されておる。

道北の基幹病院で国内最大のクラスターとなった厚生病院では、医師がNHKの取材にこう答えておる。

「通常業務は全くできず、医療崩壊、機能不全に陥っているのではないか」

感染者が230人というから通常業務は到底ムリだというのだ。

森達也院長は「無症状の人が非常に多く、そうした人から次々と感染が広まったとみられる。無症状でもこれだけの感染力があり、ここまで拡大したことに驚きと怖さを感じる」と述べたそうな。

院長ご指摘の通り「無症状感染者」が感染拡大の根底にありそうだ。

政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長もNHKの日曜討論でこう申したそうだ。

「もう保健所が疲弊して、クラスターの感染源を見つけるという方法が取れなくなっている」

ニッポン政府がコロナ対策の中心に据えてきた「クラスター対策」が、もはやアジャパーだと申したわけ。

で、もう一方の感染対策「PCR検査」はというと、クラスターが発生した場合などで実施されてはいるけど、世界に比べていかにも限定的だ。

くどいようだけど、市中のドライブスルー方式など、一般の人々が気軽に受けられるPCR検査をすべきだった。

安倍政権も菅政権も、これについては、まったくやる気がない。

そして想像どうり、保健所職員に任せきりで人手のかかるクラスター潰しがとうとう追いつかなくなった。

これがただいま現在の状況だ。

だから旭川や大阪、名古屋で医療崩壊寸前の事態を迎えておる。

なんのことはないのだ。

先進各国で行われている世間一般の人々へのPCR検査を国レベルで実施すれば、無症状感染者をあぶり出すことができた。

さすれば、こうはならんかった。

民間ではここんとこ、木下グループによる東京新橋のPCR検査センターや、ソフトバンクグループによるPCR検査センターが次々出来てきた。

国の対策は後手後手ですから、こうなると、こうした民間のセンターを資金面で支えるのが国の仕事ではないのかね?

遅きに失した国の対策をカバーしておるわけで、「GOTO…」で日本中にコロナばら撒いてる場合ではない。

国がいま資金面で支援すべきは、疲弊する病院と医師や看護師、そしてこうした民間のPCRセンターだ。

そしてコロナを1日も早く収束させて、そこで「GOTO…」だ。

経済対策だって「GOTO」以外に、ほかにもできるはず。

「プランB」はどうした?

「GOTOでアクセル全開→感染の全国拡大→医療崩壊」って、一国の政府がすることとは到底思えません。