二度寝してただいま午前6時10分を回ったところ。
スカッと晴れの朝ですが、気温はプラス4度、ブルッとします。
それでも今日は最高気温20度の予想だ。
5月らしい晴れ時々曇りの一日になりそうです。
さて、
5月16日号の週刊新潮に、経済ジャーナリストの荻原博子さんが「日本政府は『デジタル・バカ』」との記事を掲載しておった。
政府はDX(デジタル・トランスフォーメーション)で、様々なサービスをインターネットでいち早く利用者に届けたいとしている。
ですが、2023年の「世界のデジタル競争力ランキング」で、ニッポンはなんと32位、韓国6位、中国19位だという。
DX先進国のスウェーデンでは、現金がなくてもカード1枚で、買い物も、電車に乗ることも、コンサートもあらゆることが、とっくに可能だという。
カードどころか、約1割の人は皮膚にコメ粒ほどのマイクロチップを埋め込んでカードレスでサービスを受けているそうだ。
そのスウェーデンが本格的にDXを宣言したのは、なんとわがニッポン国と同じ2017年のことだという。
「何してたんだニッポンは?」って話です。
スウェーデンは2000年ごろから高速ブロードバンド接続環境に着手し、人口の98%が自宅で1ギガビットの高速ブロードバンドの接続を達成していたそうだ。
実際、我が家に光回線が来たのは、ようやく2年前のこと、あ然とします。
で、その間ニッポンは何してたのかというと、「インターネット博覧会」に血税110億円を使っていたそうだ。
「使っていたそうだ」というのは、おぢはそんな博覧会、聞いたことがなかったからだ。
国民がほどんどが知らなかったのは、当時、自宅のパソコンから大容量のブロードバンドにアクセスできる人が少なかったからだと荻原さんは言う。
ウキペディアによると2001年のことらしい。
結果、見る人もいない大失敗で日本デジタルの「黒歴史」だそうです。
そしてマイナカードだ。
「最大2万円分のマイナポイント」で国民を釣ってDXを進めようとしたけど、マイナカードを使う人を見たことがない。
我が家はそもそもマイナカード持てってませんけどね。
荻原さんによると、マイナ保険証は総務省の役人ですら利用率は6・26%で、外務省は3%、防衛省は2・50%だという。
役人が使ってないものを「国民が使いますか!?」って話なのだ。
荻原さんはこう締めくくっている。
DXそのものを批判するつもりはないとして、DXに関する「環境整備」や「国民の理解」といった土台のないところに、妄想でデジタル国家をつくりあげているだけ。まさに砂上の楼閣という気がするのは私だけでしょうか。
ニセコのおぢも、ふむふむいたしました。
便利なはずのDXだけど、さっぱり進まんって、何してるんだろこの国のDX担当大臣さまは!!
チョー円安だけでない、いやはやなニッポン国なのでありました。
チャンチャン!!