グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

かやぶき

2010年01月18日 | 歴史・文化
大島の郷土資料館にある茅葺の古民家があります。

この建物は元町に在った建物を移築したもので、島の一般的な広さ造りをしたものでそうです。“オオヤ”と言います。



お隣の“インキョ”

長男が結婚すると若夫婦にオオヤを譲り隣の小さな家(インキョ)に移ります。
こちらの屋根はトタン葺きです。トタン葺きの屋根の利点は水の便の悪かった大島で屋根の雨水を効率よく溜める事が出来るようになったことです。家の前に井戸があります。この井戸は雨水をためるための物で一般的な地下水をくみ上げる物ではありません。

“シデ”= 水を集める物で古民家入口にあるシデは木に降った雨水を縄で瓶に導く物です。  



2年前にとても傷んでしまったこの屋根“オオヤ“の吹き替えをしました。その後、ボランティアで囲炉裏に火を入れ屋根の茅葺の虫よけの為に時々煙だらけになっています。

しかし、只スモークになっているだけではなく先日はおやき他、焼き芋・焼き餅、各種鍋チーズや烏賊のスモークなども楽しんでいます。次は何をしようかな?(何を食べようかな)

 正式名称は “火もし隊”    でも私の時は“食べ隊”  (しま)
みなさんもお手伝いお願いいたします。  


=独り言=
でもね、囲炉裏の縁が傷んできているし、家の周りのモシキ(薪)も土に還ってしまいそうだし、新しく変えたいのだけれど町の物を勝手に変える事も出来ない。この家に合うような薬缶とお鍋もほしいな!
コメント (3)
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