グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

災害、遠くて近い

2010年03月01日 | 歴史・文化
昨日はチリ地震の影響で津波警報が出ていましたね。
今では通信網や観察網が発達しているので事前から避難指示が出ていましたが、江戸時代は何も知らないままに津波が押し寄せて被害は計りしれません。
今は良港の波浮港ですが、9世紀の水蒸気爆発の後、“波浮のお池”と言われ(今でも湧水が出ていますが)外海とは隔離されていたそうです。
そこに1707年におこった(日本史上最大とみられる地震。地震の規模を示すマグニチュードは推定8.4。)地震、その後の津波で外海と繋がったそうです。しかし、港になるのは後100年ぐらい後のことで港入口には8畳ほどの大岩がどっかと居座っていたそうです。


★こんなんかな? 満潮時は小舟が出入り出来たとか…
全国で2万人の死者を出し、大島でも津波で亡くなった方がありました。

宝永と言えば富士山ですが(大島から見える富士山には宝永も噴火火口がくっきり見えますから)地震が起きてから49日後に富士山の側噴火が起ったので地震の影響も有ったのでしょうが?宝永噴火の噴煙の影響は普段でも厳しい島の暮らしを降灰で一層苦しくなったそうです。


波浮港28日16時30分ごろ満潮と重なってか津波なのか満潮の潮か(もっと潮が上がる時もあるもで)あまり分かりません。

★黄色い防潮堤もはまっています。(これは台風の時にも活躍しています)
★写真撮りに行ったけれど私だけ!ここに津波が来たら…  早く帰らなければ!!

もっと前の時間は港には入れないように通行禁止でした


東海地震、富士山・三原山の噴火と発生する危険がありますが災害が起こらないように願うばかりです。今回のチリ地震、津波被害の方々早い復興を願います。
コメント (2)
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