今回は水中生物の名前について書いてみたいと思います。
もちろん水中生物にも名前が付いていますが、日本の場合それが標準和名といわれます。
外国では学名以外に標準的な物がなく、一般的に英名が付いていることが多いのです。
一枚目の写真ですが日本ではトラウツボと言われ、人気のある種です。
今年は寅年だったので年賀状に使われた方も多いのでは?
トラ柄からその名前が付いたのでしょうが、見た目から想像しやすい名前ですよね。
この種外国ではドラゴンイールといわれ、結構人気があります。
イールはウツボの仲間の総称で、外国人からみると龍(ドラゴン)を思わせるのでしょう。
外国ではあまり見る事ができないのか、日本に来る外国人ダイバーには大人気!
お国が違えば見方も変わってくるのでしょうね、調べてみると結構おもしろいです。
二枚目はミカドウミウシと呼ばれていて、日本では人気の高い種です。
帝の名前が付いているくらいなので、神々しく見えるかも?
ところが外国ではスパニッシュダンサーなんて名前が付いていて、かなり趣きが違うようです。
なぜダンサー?なんて思いますよね、実はこのウミウシ踊るのです???
踊るというか泳ぐといった方が良いのでしょう。
縁を波立たせてゆらゆら泳ぐ姿は、あたかもスペインの踊り子がスカートをヒラヒラさせるように見えるのでしょう。
何とも華やかな名前ですが、日本の見方とは大違い!
それ以外にも面白い名前が付いている種がありますので、また書いてみたいと思います。
担当 石田