グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

久々のツアー

2011年04月03日 | ツアー
昨日、震災以後初めて、ツアーで三原山に登りました。

風は強いものの、お天気はまあまあでした。
皆で地形や植物や石など、様々なものを観察しながらゆっくり歩きました。


あるお客様が「空に向かって登る坂道」と表現した急坂。
この坂を登るのも久しぶりです。

青空に白い雲が浮かんでいました。
カラスが看板の上から、私たちをからかうかのように、「カァ~カァ~」と鳴いていました。
(写真中央の看板の上に、カラスが止まっているのがわかるでしょうか?)

近づいたらさすがに飛び立ったけれど、何度か私たちの回りを行ったり来たり。

絶対何か言いたい事があるみたいでした(笑)。

山頂では皆で遊歩道に座って、富士山を観賞しました。何で座ったかって?
たまたま居合わせた役場の方に、そうすると鳥居の中に富士山を入れられると教えてもらったからです!

…で、こうやって皆で座って…

見事、鳥居の真ん中に富士山を入れることができました~!(^^)!
かなり霞んだ富士山で写真には写っていませんけれど(笑)。

足元に咲く、春らしい花も見つかりました。

鮮やかな青紫色のフデリンドウ。

太陽の光を受け止めて、元気よく咲いていました!

控え目な水色のコケリンドウ。

フデリンドウに比べて、かわいらしい感じがします。
まだ咲き始めたばかりのようで、これからしばらく三原山に登る人の目を楽しませてくれそうです。

花以外でビックリしたのは、深紅のハチジョウイタドリの芽生えです。
壁面の窪みの薄暗い所から、スコリアの黒い粒を押しのけて、
真っ赤なハチジョウイタドリが顔を出していたのです。

今、三原山周辺はあちらこちらでハチジョウイタドリの芽生えを観察できますが
これほど赤いものは見たことがありませんでした。

普通に見られるのは、このような少しくすんだ赤です。

暗い所のものの方が、色が鮮やかなのはどういう理由なのでしょう??

午後は少しだけ、森に立ち寄りました。
波治加麻神社の木の鳥居には、昨年と同じように若葉が伸びていました。

今年は何が芽生えたのでしょう?

オオシマザクラです!

桜の実を食べた鳥が、鳥居の上で糞をしたようですね。

昨年の同じ場所の芽生えは結局枯れてしまいました。きっと今年も…(-_-;)
ちょっと植え替えしてあげたい気分になりました。

さて、最後の写真は、顔に一杯椿の花粉をつけたツアー参加中のRちゃんです。
椿の蜜がすごく甘いという話をしたら、正面から花にトライして蜜を舐めてくれました。

皆で「メジロの代わりに椿の受粉が手伝えるね~。」と大いに盛り上がりました(^O^)
Rちゃん、楽しい笑顔をありがとう~!

(カナ)
コメント
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