今日山頂のジオパーク展につめていたら、店の常連のお客様が会場に立ち寄り、
「三原山の遊歩道沿いに、フデリンドウがいっぱい咲いていた。」と教えてくれました。
…で、15時にジオパーク展を終了してから、見に行ってみました。
リンドウの花は、日が当らなくなるとすぐに閉じてしまうのですが、
今日は天気が良くて、まだ充分日差しがあります。
「まだ、咲いていてくれるかな~。少しだけ日が傾いてきたけれど…」
少し気がせいて、小走りで5分ほど移動したところ…
ありました!
40数個の花がまとまって咲いていました!
これだけたくさんのフデリンドウの花が群生しているシーンは初めて見ました。
1cmほどの青紫が、太陽に向かって、目いっぱい花を開いている姿がとても可愛いです。
しゃがみ込んで夢中になって写真を撮っていたら…あれ?
左の花って、閉じ初めていませんか?
「もう店じまい?まだ日が当っているのに…?」
立ち上がって回りを見渡してみたら、数分の間にフデリンドウ達はどんどん花を閉じ始めました。
1つの花に注目してみると…
先に閉じてしまった仲間達に遅れまいと、少ししぼみ始めました。
どんどんしぼんでいきます。
デジカメのシャッターを切るたびに…
アッという間の出来事でした。
この間たぶん1~2分。
大島で暮らすリンドウの仲間たちの、花を閉じる時のスピードは本当に早いです。
コケリンドウやフデリンドウは、曇りや雨の日は、昼でも花を閉じたまま過ごします。
今日はまだ充分光はあたっていたのですが、ずいぶん早い店じまいでした。
今日の閉店は午後3時15分から3時25分ぐらいの間に集中していました。
太陽の光の強さで、花を閉じるタイミングを計るのでしょうか?
それとも、ある程度日照時間が関係するのでしょうか?
そして一つの花は、何回ぐらい閉じたり開いたりを繰り返すのでしょう?
わからない事だらけです…(^_^;)
まあ、私の頭に次々に湧いてくる「?」マークなど全く関係なく…
フデリンドウは今日1日を終え、明日に備えて花を閉じたのでした。
明日は、午前中は曇りで午後から晴れの予報です。
このフデリンドウは、明日はどんな過ごし方をするのでしょうか?
う~ん、ずっとついていて見届けたい気分…(笑)
ところで、昨日から始まった山頂ジオパーク展について、少しだけ報告です。
椿祭りの期間中行っていたバーチャルツアーと写真展示をこれから1年間、
毎週末とゴールデンウィーク、次回の椿祭り期間中に、続けることができるようになりました。
写真展示もバーチャルツアーも1階にまとめて…会場はこんな感じです。
私は昨日、今日とガイドを担当しました。
山頂はとても人が少なく、バーチャルツアーも毎回数名のお客様でしたが
そのぶん落ち着いて見ていただけたように思います。
東日本大震災後、観光のお客様が激減している大島ですが、今だからこそ、
ジオパークとしての大島からのメッセージを、地道に伝え続ける事が大切であるように感じています。
こういう機会が与えられている環境に感謝しつつ、また16人でガイドを分担していきます。
ガイド希望の方はいつでも大歓迎ですので、ぜひお手伝い下さい~。
(カナ)