グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

森青蛙

2011年04月15日 | 哺乳類、爬虫類、他
オオシマザクラが花盛りで、海のすぐ近くまで咲いているのが分かります。
見出し↑の写真は、間伏の地層断面の所から海の方を撮りました。

この辺りは、海蝕崖の下に土石流や泥流が堆積しているそうですが、
都道の歩道から下を覗き見る限り一面の雑木林で、
サクラの花園としか見えません。

この1週間、ハラハラと散るサクラの花びらを楽しみました。
花吹雪で、道の脇は雪が積もったようです。
夕方から雨が降り出し、前線が通過するそうなので、
一気に散ってしまうのかもしれません・・・残念です。

春の花々が果樹園でも咲いていました。

昨日のマルバグミは、もう実になっていましたが、
こちら↑は、ダイオウグミ。
まだ花で、6月頃に特大の実が赤く熟して食べられます。
トウグミを改良したものらしく、
実の大きさからかビックリグミとも呼ばれます。
オオシマザクラの実が美味しくなる頃、一緒に食べられます。


これ↑は、ヒメリンゴの花です。
リンゴやナシの花もきれいですね。

次↓は、柑橘系のカラタチ。

「♪カラタチの花が咲いたよ~?
~カラタチの棘は痛いよ~♪」
歌詞を忘れてる(汗)

昨日のミヤマシキミは、ミカン科でカラタチと同じグループです。

ちなみにシキミは、モクレン科なので、ややこしいですね。

こちら↓は、シモクレンとも呼ばれるモクレン。

ハクモクレン(白木蓮)に対抗して、
シモクレン(紫木蓮)なのでしょうね。

この春も、モリアオガエルが来ました。
10日(日)に、鳴いているのに気付きました。

カカココッ! カカココッ!
翻訳:「ここにいい水場があるよ!」

これ↑は、13日に姿を確認できた1匹。
山から下りて来てお疲れなのか?
まだ、ちょっと寒いのか?

伊豆半島の天城山中にある八丁池や不知沼(しらぬた)の池では、
標高が1125メートル程あるので、
産卵期が5月下旬~6月中旬と遅いそうです。
かの地は、国立公園の特別保護区に指定されていて、
モリアオガエルは天然記念物として保護されているそうです。

大島では移入種ということで、
淋しい存在です。

何となく、ねむそう↓です。

長旅で疲れているのかもしれません。
鼻の先をケガしているような?

これは、いいですぞ! 個体識別ができそう。




今日見てみると↓


ほぼ同じ場所に
鼻先の目印がない子がきてました!

違う個体です。

たぶん、違う個体だと・・・?

2日で治癒する? 

(なるせ) 


≪ 後 記 ≫
モクレンの写真は、「サラサモクレン」では?
とのご指摘を頂きました。
花弁の外側が薄紫色で、内側が白色のものは、
ハクモクレンとモクレンの雑種の
サラサモクレンとのことです。
その存在を知りませんでした。
今までモクレンを見たことがないかも?!

森林インストラクターの方からご教示頂きました。
助かりました。どうもありがとうございます。
              (4月30日)
コメント
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