グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ミヤマシキミ

2011年04月14日 | 植物
今日は、今週末から始まる山頂ジオパーク展の会場準備に行って、
ついでに久しぶりに藪に入って来ました。

目的はミヤマシキミを見つけることです。

週末の勉強会の時に島内のガイド仲間から「これ何ですか?」と見せられたのは
今まで見た記憶のない、蕾の写真でした。

東京から参加された方からは「ミヤマシキミではないですか?」という意見も出ていましたが、
私はまだ見たことがありませんでした。

「ミヤマシキミは大島では見たことがないですよ~。」等と発言しつつ
植物目録調べたら、ちゃんと記載されているではないですか!

きっと花の時期に、その場所を歩いていないので、見落としているのでしょう(^_^;)
…で「これは絶対に確認に行くぞ~!」と、ひそかに(?)決意していました。

そして今日です。

「そろそろ花が咲いているはず」と思って、藪に入りました。
1回目は見つけることができず、昼食に戻って場所を知っている人に、だいたいの位置を聞き再チャレンジ。

倒木につまずきそうになったり、バラ科植物の棘に引っかかって「痛~!」などと叫びながら(^_^;)、
こんな道をセッセと歩きました。


途中でいくつもマルバグミの実を見かけました。

もうちょっとで赤く熟して食べられそうですね(^O^)

10分ほど歩いたころ…
目の前の道をふさぐように、細かいアイボリーの花を密集させたミヤマシキミが現れました!

やった~!(^^)!
すごくたくさん花をつけています!

ちょっとヒメユズリハ似の細長い濃い緑の葉が、枝先に輪状についていて
その真ん中に花が乗っています。

花はどれもこれも三角オニギリみたいに盛り上がってついています。

森の中に、オニギリがたくさん~(笑)
あまりこういう形の花を見かけないので、嬉しくて何枚も写真を撮りました。

回りの木の葉の隙間から太陽の光が差し込んで、花がキラキラ輝いていました。

綺麗でした~(^。^)

雌の木と雄の木があるらしく、これは雄の木でした。
どこかに雌がいるのでしょうか?

花はまだ開き始めで、蕾もたくさんついています。
雄しべの付け根部分が蜜でツヤツヤしていますね。甘いのでしょうか?

「おいしそう~」と思って思わず舐めたくなっちゃいますが、ミヤマシキミは実も葉も毒だそうです(^_^;)

蜜はどうなんでしょう?
蜜に毒があったら、虫に花粉を運んでもらえない気がしますが…?

どなたかご存知の方、ぜひ教えてください~。
(ちょっと舐めたい気分・笑)

(カナ)


コメント (2)
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