グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

JGN全国大会(霧島)報告第1回

2015年10月27日 | 火山・ジオパーク
昨日から、ジオパーク全国大会に参加するため霧島に来ています。

昨日は13時~17時30分まで「JGN(日本ジオパークネットワーク)活性化部会」のミィーティングでした。

教育、ガイド、保全、国際化、審査、その他のワーキンググループのリーダーからの活動報告と、世界ジオパーク現地審査に審査員として参加した4名から、そのジオパークの紹介と審査状況などの報告がありました。

日本や世界のジオパークの「今」がわかる、貴重な時間でした。

そして本日午前中は、新規地域の事前相談会に参加。

ジオパーク活動の長い先輩達から新規地域に、本音のアドバイスが行われていました!

ポスターやブースでの展示も、かなりの賑わい。

通れないぐらい混んでいる場所もありました。

島原半島ジオパークと豊後大野ジオパークが、石の標本作りのブースを出していて大人気でした。

「その石がどうやってできたのか?」を考えることで、歴史や食べ物まで話がつながっていくのが面白いです。

霧島の中学生の手書きポスター。

中学生たちの感想が「いいなぁ」と思いました。

大島から比較的近い“銚子ジオパーク”のポスター。

地元企業にガイド講習講師をお願いしジオ活動に参加してもらっているそうで、そのことが書かれていました。

「ノコギリクワガタは幸屋火砕流を生きのびたか」

生物系の研究発表も出てきました。
これはジオパークが、様々な分野から関われる物だからこそ…ですね。

伊豆大島よりさらに、活発な火山の桜島からは「火山灰」を活用して観光に役立てようという試みが発表されていました。


スポ灰!


灰句!!

面白そうです!

伊豆大島からは、事務局が綺麗にまとめてくれたポスターです。

いずれ、島内で発表されると思います~。

さて、午後から私はガイド分科会の進行を担当ました。
今年のガイド分科会の参加者は188名。

実は、今年の全国大会ではジオパークのガイドが目指すべき「理想のガイド像」をみんなで文章化しようと考えたのが昨年の6月。全国GPで私が知っているガイドさんの中で、大会に参加する方達の協力を得て、ガイドワーキンググループが立ち上がったのは7月のことです。

それからずっと準備を進め、各地のガイドの皆さんにアンケートをとり、それをワーキンググループの皆でまとめたりしながら今日に至りました。(アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございまいした)

今日は以下の8個のテーマについてグループワークを実施。
(  )内がグループワークワークのリーダーです。

1 テーマ知識ではなく物語を伝える 福島大輔(錦江湾桜島GP)
2「その土地ならでは」の物語を伝える 蓮岡真(磐梯山GP)
3自分のジオパークだけでなく地球全体を伝える 田畑朝恵(伊豆半島GP)
4正確な内容を、わかりやすい言葉で伝える 西谷香奈(伊豆大島GP)
5お客様に応じた伝え方をする 大町由紀(島原半島GP)
6興味を持たせる工夫をしながら伝える 福辻京子(南紀熊野GP)
7状況を的確に把握し、安全管理を行う 古園俊男(霧島GP)
8常にガイド技術を高める努力を重ねる 今井ひろこ(山陰海岸GP)

明日はパネルディスカッションで今日出た意見をまとめ
「ジオガイドが何を目指すのか?」の文章を作る予定です。

今日は、まだまだ明日の準備が続くので、この辺で…。

…明日も頑張ります!

(カナ)
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