グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

コノサキ、ドウナルンダロウ?

2021年04月27日 | 
昨日、裏砂漠まで生きものたちのリサーチに行ってきました。

森の水たまりは、水の量がかなり減っていたので


アメンボが狭い範囲に集まっていました。

“密”を避けるためか?(笑)、水から出て歩いているものもいました〜
水が無くなったら、カレラハ、ドウスルンダロウ?

ユズリハの若葉が、元気に空に向かって伸びていました。

古い葉が若い葉に場を譲るユズリハ…、これから世代交代かな?

ただいま絶賛開花中のサルチリイバラ。

ゆっくり撮影できて嬉しかったです😊

昨日の目的の一つは、裏砂漠のシマヘクソカズラの状態を見にいくことでした。
2020年09月11日シマヘクソカズラ・続き
そろそろ若葉が出ているかな?と思ったのです。
すると…

期待通りでした!
昨年とは90度違う向きに伸びているけれど、ツルのあちらこちらから元気な若葉が出てきていました。

これから裏砂漠の太陽の光を独占して、たくさんの葉を広げていくのに違いありません。

タノシミダ〜!

帰りがけ、なんとなく気になった石がありました。

なんだか存在感があったのです。
で、手にとって裏側も観察しようとしたところ…
石に開いた小穴の中に、ハサミムシが隠れているのを見つけました!

なんて良い場所を見つけたのでしょう〜!!
あまりにも、ぴったりフィットしていたので笑えました。

全く動かないので、フッと息を吹きかけたら、慌てて出てきて違う石の下へ。

「もしや、他にもいるのでは?」と思って、周囲にある10cm以上の大きさの石をめくってみたところ…なんと、ほとんどの石の下にハサミムシが隠れていることがわかりました!!

2個体目。

砂に頭を突っ込んだまま、動きませんでした。
(人間に見えなくもない・笑)

3個体目。

石をどけられて、慌ててウロウロ(ごめんよ〜)

4個体目。

尻尾を上げてこちらを威嚇してきました。(強そう!)
どの石も、溶岩の滴った跡や気泡などで凹凸があり、彼らが隠れるのにちょうど良い場所を提供しているようでした。
(コノサキ、ドウナルンダロウ?…また観察に行きたいです😊)

帰り道、友達になった(定点観察をすることに決めた)植物群落の様子を、見にいきました。

イタドリの元気な緑の葉がワサワサ茂っていましたが、裏に回ると…
ここでも葉が枯れ始めていました!!

う〜ん…。コノサキ、ドウナルンダロウ??

そして毛虫の猛攻撃を受け、今年も葉をほとんど食べ尽くされてしまったオオシマザクラの木では…

毛虫たちが絶賛成長中でした!!

青空の下の毛虫たち!
普通この状態なら、鳥に見つかって食べ尽くされそうですが、大島は水捌けが良くて水場が少ないため、野鳥の数がそれほど多くないので、こんな生活をしているのではないかと思います。コノサキ、ドウナルンダロウ?

一度歩くと、次々に調べたいことが出てきて困ります(笑)。
ってことで、観察は続く!

(かな)
コメント
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