グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

森林インスタラクターの皆さんと(3日目)

2021年04月15日 | ツアー
森林インストラクター東京会メンバーの皆さんとの3日目は、巨木の森を求めて愛宕山に登りました。(約3500年前の噴火でできた標高120mちょっとの山です)

歩き始めてすぐ、登り口まで行く途中の土手で、早々に観察が始まりました。

最初に話題になったのは、土手の縁に伸びるツル植物の芽生えたち。

みんな並んで空に向かって伸びていて、整列ぶりが面白かったのです。(正体はテイカカズラだったようです)

続いて現れたのが、ギザギザのきれいな若葉。

スポットライトのような光が当たっていました。(こちらは、サネカズラの若葉だったそう)

ヒモミノガがたくさん、木の幹についていたので紹介しました

この面白い生き物を、皆さんに見ていただけて良かったです。

ヒモミノガの横には、紅葉したテイカカズラの葉っぱ。

虫が葉の中を這った痕が白い模様を描いていて、なかなか素敵なデザインでした😊

そしてこの時期になると、あちらこちらの森で見かけるウラシマソウ。

大島では至るところで見られる植物ですが、「他の地域にはこんなにたくさん無いですよ」と教えてもらい、ウラシマソウへの認識がちょっと変わりました(笑)

百数十段の石段を上がり、お社へ。

お社は、かつての火口の中に建っています。

さらに山を登って見下ろしたら、タブノキの赤い若葉が彩りを添えていました。

春ですねぇ〜。

どなたかが太くて大きなツルを見て「これなんですか?」。で、観察開始!

「この葉を見る限りツルアジサイではないか?」とのこと。(こんど梅雨時に見にこなければ)

スダジイの巨木が生きる森を抜け


標高120m少々の山頂に出ると、そこはナツトウダイの群生地!

久しぶりに見ました😊


我々の周りを飛びまわるハチも、注目の的でした。

「オスだから捕まえて触っても大丈夫」ということが話題になっていました😊

他にもコモチシダの若葉を見つけたり


季節外れのアシタバの花を観察したり

他にも、行く先々で色々見つかりましたが、キリがないので、今回はこの辺で(笑)

皆さんと歩いていて「知識は楽しむためにある」ということを、しみじみ感じました。
私も、もっとフィールドを歩かねば〜😊

(かな)
コメント
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