グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

冬の楽しみ1

2010年12月21日 | その他
も~いーくつね~る~と~・・・。
お正月、ではなくって~!!
もう少しでサンタさんのやってくるクリスマスですね^^

今年はクリスマス近くに流星群や皆既月食と、天体好きには嬉しい冬になりました。
冬の楽しみNo.1は、なんといってもキレイなお空ですから♪
でも皆既月食の見られるかもしれなかった今日、残念ですが大島ではピカピカ雷雨です。。
雨は昼前から降り始め、夕方まで降ったりやんだり。
夜も一時上がっていたのですけどね、今はまた激しく降っております。
まぁ、カミナリ様の光もとてもキレイなので、安全な所で見ている分には大好きなのですが^^!
間違っても、登山中に出くわしたくないものの一つです。

さて、クリスマス、光と言えば、やっぱりイルミネーションですよね!
(自然の話からそれますが・・)

都会では、本当にどこもまばゆいばかりに飾り付け、見てるだけで温かい気分になってきますね。
電力の無駄遣いか平和活動か・・・的な考えをし始めると、ちょっと複雑なのですが、とりあえず
今日は平和活動的発想にしておいてください^^;

大島では、なかなかイルミネーションで街が明るくなる、とまでは行きませんが、
それでもかなり素敵に通りすがりの人の目を楽しませてくれる家やお店があります。

ここは今年になって飾り付けを始めたようです。
飾っている範囲が大きく、島の北部~南部を通う人々の目に確実に飛び込み、話題になっています^^

グローバルもクリスマスの飾りつけにはかなり力が入っているのですよ♪

こんなふうに、毎年クリスマス会もしています。
海の人が中心なのですけどね。
いつかは山の人たちもこういう機会に交流が出来るようになったら素敵ですね!!

ところで上の写真、たまゆらが写りこんでおります^^♪
自称たまゆらフォトグラファーの私、よくこういう写真を撮る事がありますっ。
埃ととってもらっても良いですし、たまゆらととってもらっても良いですし、そこはもちろん
皆さまの判断にゆだねます^^
でも、乾杯のシーンを撮って、みんなの中心に光が集まっている、って気持ちがそこにちゃんと
集まっている気がして素敵ですね♪

皆さまのほんわかする冬のお話もぜひ聞かせてください!

今日はほんわかする光のお話でした~^^

(友)


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山歩き

2010年12月20日 | 歴史・文化
日曜日には歩きに行きます。私は雨の日は出かけませんが好きな人は雨が降ろうが歩きに行きます。
まずは、行き先の選定。昨日はやや風が吹いていたので行き先は
少し限定されてしまいます。風をもろともしなければ何処でもいけますが、か弱きおばさま?達なので(みんな歩きのベテランなので風向きも分かっています)いくつものルートを持っています。で今回はアジサイレインボーラインを上下横断するコース。コース入口まで車で行きいざ山道に!昔の登山道は今使われないまま木が倒れていたりツルに絡まれていたりしてはいますが私達にとってはとても快適(面白い)な道です。


蔓のブランコですよ。誰のも切れたりし無かった蔓ってすごい力持ち!
みんなで遊んでしまいました。


馬力道と言われる少し広い道(軽自動車が入れるぐらいの道幅)もすっかり雨水で石や木が流れ道は荒れて車は入れませんが歩くのでしたら楽勝!!  木が茂っているのでその下の道は長くそのままに残っています。車の無かった時は1日に何人もの人が歩いた道だったのでしょうが、今は年間に数人の人しか通らないのでしょうね?   



最後の紅葉は最高


 (しま)

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2つのツアー

2010年12月19日 | ツアー
金曜日、土曜日とツアーで山へ行きました。

金曜日は2名のお客様と温泉ホテルのスタッフの方たち総勢8名で、
テキサスコースから温泉ホテルに抜ける道を歩きました。

テキサスコースはちょうど安永の時代に流れ下った溶岩流が、外輪山の縁の上を乗りこえ埋めていったために、
カルデラの中と外とを隔てるような外輪山が表面上わからなくなっているコースです。

常緑の森からススキ野原への変化が連続的で、他の道とはまた違う趣があります。

コース上ではヒサカキの実が、ツヤツヤの美味しそうな実をつけていました。

同じカルデラの中で、まだたくさん食べ残されているハチジョウイヌツゲの実に比べて、ヒサカキの実は
食べられて無くなっている物も多いので、[美味しいのかな~?」と気になっていたのです。

早速味わってみました!

「意外と甘い~。」
ヒサカキはちょうどオオシマザクラの実にどことなく似る、ホンワカとした味でした。

中はこんな風に果肉が多く、まるでイチジクのような感じでした。

私が意外な甘さに喜んでいたら参加者の方から「でも、お歯黒になっていますよ。」と教えられました(^_^;)

皆さん、「染物に使えそう~。」と味より果実の色の濃さに反応していらっしゃいました。

この日は風も弱く、天気も良かったので裏砂漠に立ち寄ってみました。
ここは、360度見渡せる景色が、最高に気持ちの良い場所です。

黒い山(櫛形山)、青い海、茶色いイタドリが点在する溶岩流、一面のススキ野原、緑の森を抱える外輪山、
こんなに様々な景色が、噴火や風や植物たちの命がけの戦いによって作られてきたのです。
この場所で景色を眺めるたびに、大島は本当に宝物をたくさん持った島だなぁ~、としみじみ思います。

そして昨日は東京で自然環境系の勉強をしている学生さんたちを、三原山を中心に鴻池と2人で2班に分けて案内しました。

まずは全員集合の図。

もともと自然に興味のある方達であるためか、学生さんたちは生き生きと、初めて触れる火山を楽しんでくれていました。

溶岩流の上でも皆さん乗り良し~。


溶岩が降り積もった面が出ている壁では、すかさず壁に触って確認。


キョンの足跡も真剣に観察。


生徒さんたちを引率していらしたのは動物の解説員として動物園に勤務した後、現在は動物のTV番組を手掛けるS氏。

意識の高い方だったからか短い時間の中で、火山という地球の営みやその中で生きる生物たちの関わり等、大島の魅力を良く理解して下さり、楽しい会話をしながら歩きました(^。^)

歩き終わって後ろを振り返ったら、三原山が夕日で赤く染まっていました。

午前中のツアーが多いせいか、こんな風に山だけが赤く染まるのを見たのは、本当に久しぶりです。
「エアーズロックみたい!」と思わず叫んでしまいました。

男子生徒さんの中には、カメラを持っている方も多く(写真の授業も有るとのこと)夕日に染まる富士山も良い被写体になっていました。


この日の三原山の風景が、皆さんの心の中に何かを残せますように。

(カナ)

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クロジ

2010年12月18日 | 
と言っても黒字ではありません。
黒鵐 と書きます。
(字は違うけど、なんとかあやかりたい・・・笑)

その名の通りオスの羽色が黒い小鳥です。
黒と言ってもなんて言うの?
墨色というか燻し銀というか、カラスの黒さとはまた違ったとても美しい色です。

本州中部以北や北海道で繁殖していて伊豆大島には冬になるとやってきます。
私にとっても代表的な冬鳥のひとつで大好きな鳥です。
世界的に見ると日本周辺の狭い範囲に生息している、セグロセキレイと同じく欧米のバーダー憧れの鳥だそうです。

数年前の冬、木漏れ日の中初めてこの鳥を見たときの感動は忘れられません。
4~5羽の小さな群がマテバシイの林床で「チンッ、チンッ」と金属的な声で鳴きながら食べ物を探していました。
オスのそのなんとも言えない黒さにシビレました。
こんなに渋くて可愛い小鳥がいるなんて!

このブログが始まった最初の冬にご紹介したい鳥だったのですが、なかなかチャンスに恵まれませんでした。
と言うのもこのクロジさん、いつも深い藪や林の中にいて滅多に姿を見ることができないのです。

今日はもうここではあと数年は姿を見ることができないと思っていた場所で出会うことができました。
ここは2年前に小道を覆う木々を伐採して明るくなった場所です。
木を伐る前は頻繁にクロジが地面に降りてエサを探す様子が観察できました。
しかし木を伐ってからはクロジには明るすぎたのでしょう、まったく姿を見せなくなってしまっていたのです。

この場所でクロジを見ることができるなんて、実にうれしい出来事でした。
14:00過ぎのことです。



笹薮から出てきました。

黒いなぁ~。




後姿はこんな。






何かの実を食べています。

お腹のカーブがたまらん!




陽が当たるとこんなに綺麗です!





一緒にいたシロハラ。
奥はクロジ。

このシロハラ、クロジが気に入らないのか結構意地悪していました。





若いオスだと思います。

今回はメスの写真が撮れませんでした・・・(泣)





これも若オスかな~?

成鳥オスとは黒さ加減が微妙に違います。





小鳥のこのポーズ!!
「むん!」って感じがいいですね~。




写真では1羽づつしか写っていませんが全部で3~4羽の群でした。
また見にいって今度はメスも撮影したいです。



冬の間中大島に滞在しているクロジ。
姿をチラリと見るだけでもシアワセな気分になります。
ただ残念なことはそのさえずりを大島では聴くことができないのです。
いつの日か繁殖地に赴いてそのさえずりを聴いてみたいです。







本日のオマケ。



朝の海岸で、強い西風に乗るミサゴ。
飛び去る前に目線をくれました。
ありがとう!!(笑)






今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、コアホウドリ、オオセグロカモメ、ウミネコ、クロサギ、イソシギ、キアシシギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、オオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、コジュケイ、キジバト、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、イソヒヨドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


          がんま
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ポテトチップス?!

2010年12月17日 | 植物
 今朝は、とっても寒くなりました。なかなか布団から抜け出せません。遅刻です(汗)

 寒い冬を生き物たちは、いろいろな方法で過ごしています。
見出しの写真↑は、ポテトチップスに化けて冬を乗り切ろうとしている植物?!

 じゃが芋ではありません。

 次のこちら↓は、やはり仲間の揚げ過ぎて焦げたポテトチップス。



 こちら↑は、2つとも中程がふくらんでいるようで、お分かりの方もいらっしゃるかも。

夏の大島を美しく飾るユリの花、こちら↑はサクユリ(ヤマユリ)のタネです。

 そして、見出しのチップスの方は、タカサゴユリのタネです。

 ユリと言えばもう1種。スカシユリのタネはこんな感じ↓です。



 こちら↑になると、ちょっと厚みがあるので、干し芋って感じでしょうか。

 とは言っても、このタネたちは、小さいのです。

 何となくアルファベットの「D」の文字に似ていますね?
「D」に見えることにして下さい。(笑)

 「D」の直線に当たる部分の長さが、スカシユリでは6~7ミリ。
タカサゴユリは、8ミリくらい。サクユリは1センチ程です。

 大きさを比べてみると、こんな↓感じ。




         ①           ②


         ③           ④



 ②サクユリ、③スカシユリ、④タカサゴユリ、です。





 ↑左から、スカシユリ、タカサゴユリ、サクユリのタネが入っていたサク果(さや)です。
ドライフラワーのようにしたり、リースにして飾ったり、楽しめます。

 ユリの仲間は、タネだけで越冬するわけではなく、ユリ根と呼ばれる球根でじっとして過ごします。


 で、①は?



 やはり、かなり焦げた感じの色ですね。この季節の保護色なのでしょうね。

 よく似ていますけど、ユリの仲間ではありません。


 正解は、こちら↓


 こんなふうに、ひとつの鞘(さや)に3つのタネが入っています。
翼(よく)が広いから遠くまで飛んで行くのでしょう。ヤマノイモのタネです。

 ちなみに、③スカシユリは、別名イソユリと呼ぶように、海岸近くに多く自生しています。
そのためか、この中では最もタネ(翼を含む)が重く出来ています。きっと、軽いものは海へ飛ばされてしまい、あまり遠くへ飛ばなかった重い遺伝子が残ったのではないでしょうか?

 ヤマノイモは、自然薯(じねんじょ)や山芋(やまいも)と呼びますね。
野外でのタネは、こんな↓感じです。



 山芋は、その名のとおり根が芋になって地中深く伸びています。先日の日記『ちょっと昔の話』(byしま)の冒頭の写真は、みごとな山芋が並んでいました!

 ユリ科の仲間のオニユリには丸くて黒光りする「むかご」が付きますが、山芋のムカゴも丸っこいものの、形も大きさも様々です。ムカゴは珠芽(しゅが)とも呼ばれる無性芽の一種です。厳密には、ヤマノイモのムカゴは、茎が肥大化して球状になった「肉芽」、オニユリのムカゴの「鱗芽」とは区別されているそうです。



 大きなものは、長径2センチ以上あります。ムカゴは、親の完全コピーなのですね。
転がったり、ネズミに運ばれたりはするのでしょうけど、タネほど遠くへは旅をしないで、親元にいる感じです。生き方は様々でいいのですね。

 冬を迎えて、植物もいろいろな工夫をしています・・・


 (なるせ)


今夜のBGM♪
『ザ ロード トゥ ユー』
パット・メセニー・グループを
久々に聞いてみました。

 

 
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木の実の味・その1

2010年12月16日 | 植物
「鳥って味がわかるのだろうか?」
皆さんは、そんな疑問を持たれたことはないでしょうか?

私は先日、鳥の味覚を疑うような経験をしました!

それはツアー中にハチジョウイヌツゲの木についての説明した時のことでした。
たわわに実ったツヤツヤの黒い実を見たお客様から「おいしそう!食べられるんですか?」という質問を受けたのです。

その時の実の付き具合はこんなでした。

「食べられるっていう話は、聞いたことが無いですね。」と答えながら、
「そう言えば何で食べられないのだろう?毒があるって聞いたこと無いよな~。」という疑問がフツフツと沸き起こりました。

そして「よ~し、食べてみますか。」という流れになり一粒口に含んでみたら…。

「うわ~~~、ま、マズイ。」
口の中にジワ~っと広がったのは、渋みと苦味が一緒になったような味で、
甘みも酸味もない、ちょっと今まで経験したことのない味でした。

ツアーに参加されていた方たちは「マズイマズイ」と繰り返し、実を吐き出す私のリアクションにあっけにとられ、
「だ、大丈夫ですか?倒れないで下さいね。」なんて声をかけて下さいました(^_^;)

さて、この日受けた衝撃がきっかけとなって(?)
「他の木の実はどんな味なのだろう?」ということが、がぜん気になってきました。←懲りない(^_^;)

でも、さすがにツアー中にバタッと倒れたり、倒れないまでもお腹が痛くなったりしたら迷惑かけますよね?
なので時間のある時に、密かに食べてみることにしました。

…で、今日が1回目の実践です。

まずは、シーズンは過ぎたものの、まだ美しい実が残っているオオムラサキシキブにトライ。

梅仁丹みたいな小さな実を、そっとかじってみたら…。

「あれ?薄っすら甘くて美味しいかも~!」

甘い以外は何も特徴の無い味ですが、ハチジョウイヌツゲに比べると、とてもおいしく感じました!

次は、森に生えるマンリョウの実です。

真っ赤で綺麗なマンリョウの実は目立つ割に食べ残されていることが多いので、「まずいのではないか?」と思っていました。

苦くて渋い味を想像しながら、マンリョウの実を恐る恐るかじってみると…。
「な、何これ~?」

実には果肉部分がほとんどなく、いきなりタネでした(-_-;)

あんなに美味しそうな赤い色で鳥を誘いながら、じつは見せ掛けだけでほとんど果肉が無いなんて、これって詐欺ですよね???
マンリョウの実が鳥たちに食べ残されているのはこのせいかも?

店に帰ったら、昨年1年間ガイドを手伝っていてくれた天野氏(獣医師)が潜りに来ていました。
彼は鳥のスペシャリスト(というか動いている生き物なら何でも詳しい)なので色々聞いてみました。

彼が語ってくれたのは、おおむね以下のような内容でした。
「鳥が味を感じる味蕾は舌にではなく、喉の部分にあるんですよ。そこでどうやら甘さと苦さはわかるみたいです。
鳥は甘いものは好きなので、鳥にタネを運んで欲しいと思う植物は大変でも実に糖分を貯め甘い実を作ります。
そんなに必死になって鳥に選んで食べてもらわなくても良い自信のある植物は、実を甘くする労力をかけないのではないでしょうか?」

「な、なるほど~。」(妙に納得)

という事は、ハチジョウイヌツゲのあのまずさは、どんな環境にも適応できる強い植物であるがために、
少ししか食べてもらわなくても、効率良く発芽し成長できという自信から来ているってことでしょうか?

いや、もっと寒くなって他の樹木の実が無くなった頃に、熟れて甘くなり鳥を誘うという巧妙な作戦なのかも?

…この疑問を解決するには、また期間をおいてハチジョウイヌツゲの実を食べてみるしかなさそうです。
こうなったら、徹底してつきとめますよ~(^_^;)

さて、夕方犬の散歩をしていたら、トベラにネバネバの美味しそうな実が付いていました。
この一見美味しそうな実はどんな味でしょうか?


…なんて、このままでは終わらなくなってしまいそうなので、続きは次回に持ち越します。
また色々試してみて報告しますので、どうぞお楽しみに~(^O^)

(ウラシマソウなど毒があると言われているものもあるので、食べる方は事前に良く調べてから挑戦してくださいね。)

(カナ)

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島ガールツアー 体験ダイビング編

2010年12月15日 | ツアー
去る、12月12日「島ガール」のモニターツアーが開催されました。
当HPの日記にも12日に山を歩いた記事。
先日は、MTBの記事と続いていますので、今日は体験ダイビング編をお届けしましょう。

海部門のログにも同じ様な内容を書いたのですが、写真は同じ物を使い
文章はオリジナルで書いて行きます。
「アウトドア好きの女性達に様々な島の魅力を伝えよう!」というコンセプトのこの企画。
やっぱり島なら海でしょう!!という事で13名が体験ダイビングをしました。

12月に海~~??と思う方もいるでしょうが、水中と陸上では2ヶ月近く季節が遅れてきます。
なので、まだ水中は「秋」。水温も高めです。

高め、と言っても18℃。ウェットで入るには寒い水温です。
中にインナーを着込んでもらい潜る事にしました。

ダイビングと言えば、陸上と全く異なる水中という世界に行きます。
色々と注意する事もあるので、まずはブリーフィングと呼ばれる説明を行います。


う~ん 皆さん真剣そう~~

説明の後は、ウェットスーツに着替えてもらいました

奥でピースしてる「島ガール」さんもいます。余裕ですね~♪

今回ツアーで使ったのは野田浜と呼ばれる島の西側にあるポイント。
ここには、バディーズベルと呼ばれる鐘があります。
鳴らすと良い音が出ます。その前で記念撮影!!のシーンを撮影です。


器材を背負って~~

これで、皆ダイバーの仲間入り!??早速、ダイビング本番です。

朝まで吹いていた南西の風のせいで、海には少しウネリが入っていました。
勿論、いきなり海に潜って行く訳じゃありません。
浅場で練習してから潜りに行きました。

殆どの皆さんが、バッチリ潜る事が出来ました。
ベストシーズンの夏~秋に比べれば魚は少ない感じです(涙)
ですが、海から上がってから「楽しかった~♪」という声も!!!
いや~ 嬉しいですね~ 

しか~~し! 大島の海はこんなもんじゃありません。
もっと、もっと素晴らしい海があります。
ツアーに参加した皆さん、是非もう一度大島の海に潜りに来て下さ~い
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

今後、日本全体でこの「島ガール」という現象がブームになる事を期待しています。
山が有り、海が有り、そして独特な文化が息衝く「島」という空間を是非覗きに来て下さい。
はまりますよ~~(笑)

(有馬)

東海汽船さんのブログでも島ガールツアーが報告されています。
下記ページをご覧下さい。
http://ameblo.jp/tokaikisen/day-20101125.html
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島ガールモニターツアー2日目 MTBでエコツアー

2010年12月14日 | ツアー
12日日曜日の日記にありましたように、11日、12日と
東海汽船さん主催の「島ガールツアー」現地ガイドをしました。

土曜には三原山に色とりどりの花が咲いたようになって、普段と違う
とても明るい三原山の景色を楽しむ事ができました。

そして夜は星空観察、という企画だったのですが、あいにくの曇天・・・
星空観察は中止となってしまいました。
でもその間、ホテルでは昼に歩いて学んだ知識を題材にしたクイズ大会が
開かれて、たいそう盛り上がっていたようです^^

そして翌12日の日曜日。
お天気は最高!
体験ダイビングをするにも水温も温かくてばっちりだったそうです!
ダイビングのほうは海のブログで報告しています↓
http://blog.goo.ne.jp/izuohshima-globalsc
ぜひご覧ください♪

そして、私が担当させていただきましたのはMTBでいくエコツアー・・・!

「MTBに乗った事のある人!」と聞いてみると、手を挙げた方が2~3人だったので
少しだけMTBの乗り方練習から入って、まずは自転車に慣れてもらいながら
郷土資料館まで行きました。
大島の古くからある典型的な家の様子がわかる古民家を見て、さらに
椿の木には花に顔を突っ込んでいるメジロをちょうど見る事ができました!

さぁ、ちょっと自転車は置いて、ミニ登山をしましょう。
愛宕山を登りました。
ここは側火山と言って、大島の中心の何度も噴火を繰り返す火孔とは別に、
一度だけ噴いては小さな山を作る火山の一つです。
愛宕山が出来たのははるか昔。それ以降壊滅的なダメージを受けていないので
古い森が出来あがっています。
カルデラのように初期の頃に生える植物は遷移によって姿を消し、その代わりに
スダジイやタブノキの巨木がたくさんあって、その下にはツバキをはじめ様々な植物が
入り込んで安定したバランスを保っている、このような森を極相林と言うそうです。

テイカカズラの種の羽がたくさん落ちていたので観察しました。
房の中にたくさんの種がお行儀よく詰まっていて、ふわふわの綿毛を持っているのには
ちょっと興味を持ってもらえたようで、髪飾りにしてみる人もいました^^


頂上では伊豆半島をバックに元気いっぱいの撮影タイム!
うーん、絵になりますねぇ(^^)/

さて次は牧場へ行っておやつと休憩~
と思ったら、ここでかなり時間を費やしてしまい、あとの野田浜~元町までの
ご機嫌ロード(サンセットパームラインのサイクリングロードの事^^)は
本当に何箇所か立ち止まって景色を楽しむぐらいになってしまいましたっ。
エコツアーだったんだろか?
ちょっと疑問ですが^^;
とにかくあの景色にはほとんど説明なんていらない説得力があるのですね。

見出しの一枚は赤禿にて。
どうでしょう、この、躍動感あふれる一枚!

この撮影のあとすぐにダイビングチームとも合流し、最後の女子会ランチになりました♪
このランチがまたすごい!

イセエビとキンメのお造り、島豆腐のサラダ、明日葉のツナあえに、明日葉の卵焼き、
そしてサトイモ、島ノリおにぎり、デザートには大島牛乳のババロアに紅芋スイートポテト?!
他にも色々、バイキング形式の御馳走でした。

ちなみに、クサヤも最後にご試食~!って事で回ったのですが、みなさんのこの反応っ↓

まぁ~、見事に島ガールにはウケの悪い食べ物なのでした・・・^^;
しかしさすが若い女性のツアーです。
この後のお土産タイムでは椿オイルの売上にばっちり貢献をしていたようです^^

そして最後のお見送りっ。

離岸したジェットフォイルの中からはたくさんの手を振ってくれる皆様が見えました♪
ぜひまたオリジナルの島ガールとして、大島に戻ってきてくださいね!
今度はお鉢一周かな?
それともダイビングに挑戦かな?
自転車で山頂から下りてくる、なんて事も出来るかも~!

このツアーは東海汽船さんHPからの募集に加え、ランドネ、という山ガール向けの
雑誌にての募集をしており、その読者モデルさんや取材の方々も参加していました。
次号あたりに何か載るでしょうか?
良かったら探してみてください!
http://blog.sideriver.com/randonnee/

ご参加の皆さま、関係者の皆さま!
楽しい2日間をありがとうございました!!

(友)

東海汽船さんのブログでも島ガールツアーが報告されています。
下記ページをご覧下さい。
http://ameblo.jp/tokaikisen/day-20101125.html
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ちょっと昔の話

2010年12月13日 | 歴史・文化
我が家の旦那さんは休日(雨の降らない日)山に出勤し、せっせと山芋掘りに精を出しています。




さて疑問?
昔の人々は山芋掘りの領分は有ったのでしょうか?

戦争前の頃の(もっと前からだと考えられますが)話
毎日の煮焚きに使う“もしき”(燃し木)は家の周りの土地内の物を拾って使用するか、いらない立木など伐採して使用する。その他自分の山の畑・山内から調達する。それでも毎日使いますので片道1時間以上もかかって燃し木を拾ったそうです。


家の周りに使用する薪を並べて置きます(長さも切らなければいけないですね)


たくさん並べられると暫くは山に行かなくて済むのでうれしかったと義母は言っていました。

自分の土地が無い人は里山以外の初めから遠くの山に行かなくてはなりません。遠くの山でも財産区内の所が基本で、他の集落の人が入っているととてもうるさく言われるどうです。これは今でも磯などでは他の地区の人が入ると注意される事も有ります。(基本的には今でも各地区で磯物と呼ばれている貝類等の中には漁業権の発生する物は採ってはいけないのですが)

今は山芋とてそれほど掘りに行く人が少ないでしょうが、以前は山に入る人も多かったので縄張りは守られていたのではないでしょうか?
炭焼きさんは泊まり込みで(1~2週間ぐらい)炭を焼いていたので近くで一本掘って夕食のおかずになんてあったようです。

プロパンガスが無かったころのちょっと昔の話でした。(しま)

※芋掘りさん掘った穴は埋めておいてくださいね
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島ガールツアー報告

2010年12月12日 | ツアー
昨日と今日の2日間、東海汽船主催の「島ガールツアー」が行われ、現地ツアーを担当しました。

「アウトドア好きの女性達に様々な島の魅力を伝えよう!」というコンセプトのこの企画。
今回は23名の方に、ご参加いただきました。
(実際には倍ぐらいの応募があったようです。)

昨日は三原山エコツアー、今日はマウンテンバイクで回るエコツアーと体験ダイビングというメニューでした。
今日はそのうちの、土曜日に行われた三原山ツアーについて、報告します。

ジェットホイル到着後、まずは店で20分のレクチャーを行い、大島の成り立ちや噴火の仕組み、簡単な火山用語や、
噴火後の森の再生、カルデラの外の自然、そしてジオパークとしての大島について説明しました。

火山好きの方以外、あまりなじみがないと思われる火山用語は
アア溶岩、パホイホイ溶岩、アグルチネート、スコリア、ホルニトの5つに絞りました。

皆さん、とても熱心に説明を聞いてくださるので、私もすっかり楽しい気分に!(^O^)

ついおまけで、森で暮らすカラスバトの渋~い鳴き声まで披露しちゃいました(^。^) 「オゥ~」←カラスバト

昼食後三原山ツアーに出発。ガイドは鴻池と私の2名です。
集合写真にも若さがあふれてますよね。

この日の三原山は華やかでしたよ~(*^_^*)

安永のパホイホイ溶岩を皆で触ったり、イタドリのタネを掘ったり、溶岩流に飲み込まれた道路を探したり、
皆で火山の景色や独特な植物を観察しながら坂を登ります。

皆さんの会話の中には、「パホイホイ」や「アア」や「アグル…何だっけ?」という声が聞かれて火山好きの若い女性が増えそうな予感も!(^^)!

そして今回も、お客様の質問から大ヒットが生まれました!
それは確か「三原山にいくつも設置してある避難壕は何人ぐらい入れるのですか?」という質問から始まったと思います。
「何人入れるか?」→「全員で入れるのか?」→「入ってみよう!」ということになり…。

ジャ~ン!初企画!!

一般参加者の方、モデル、ガイド、総勢28名。全員入ってまだ詰められそうでした。!
いや~、立派な避難壕ですね~(^O^)

…と、この辺りまでは順調だったのですが…。
山頂へ近付くにつれ、風がどんどん強くなり始めました。
天気予報で午後の風が強くなるという予報は出ていましたが予想以上の強風…。

一度は「頑張って一周しましょう。」と言ったものの、山頂の展望台付近は
ビュ~っとかゴォ~という音がする、ちょっとよろめくような風が吹いてきました(^_^;)

この風に更に強い突風が吹くかもしれないと思うと、30名近い人数で火口を一周する気持にはどうしてもなれず一周は諦めました。

楽しみにしてた皆さん、ごめんなさい。
火孔の中のハートが見たいという希望があったのに、見ていただく事ができなくて私もとても残念です。

代わりに立ち寄った火孔展望所。皆さんの姿勢から風の強さが伝わるでしょうか?

でも「雄大な火孔とよろめくような風」ってとても大島らしい組み合わせで、まさに「体で感じる大島」という感じでした。

温泉ホテルへ向かう帰り道、1周できなかった代わりに転んでも安全そうな(?)裏砂漠に立ち寄りました。

キラキラ輝く石を探したり、スコリアのザクザク感を楽しんだり、思い思いに時を過ごしました。

そしてこの後も様々なところで立ち止りながら、ホテルまでの歩きを楽しんだのでした(^。^)

ハギマシコの群れも皆で観察できたし、仙人の髭にも触れたし(センニンソウのタネのことです(^O^))
何よりも、沢山の島ガールの方達と楽しく歩けたことが、大満足の1日でした。

(カナ)
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