nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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高齢の母親と息子世帯のケアについて

2008-05-03 19:35:12 | ケアマネジメント
高齢になったときの家族関係はそれまでの家族関係が集約されて表現されるのではないかという仮説を持っている。
親がいて子供がいるという家族構成で親子関係に問題がない場合には親のケアについて法的な手続きや費用、判断などに関して子の立場から参加してもらえることが多いが、過去に親子関係に支障があった場合、なかなか子が親のケアに参加を求めることが難しくありませんか。
高齢期はそれまでの家族関係が集約されて現れるので、ケアを実現するには家族関係の修復という作業が前提になることもあるでしょう。それはケアマネジャーの行うことかという議論はありますが、ケアを実現して高齢者を支えるために家族関係が障害となっているならまず家族間のわだかまりに着目することからケアマネジメントは始まるのかと思います。
最近、介護を必要と判断する事例では母親と息子だけの家族という家族構成が多く見受けられます。母親と息子という家族だと、母親が介護状態となることで息子の食事や洗濯、掃除といった家事全般に影響がでると同時に母親へのケアが行われないという事態が生じるようです。
そこで母親と息子の関係ということよりこの場合は息子へのアプローチが重要になってくると思います。息子は母親の状態をどう理解し息子自身の生活のなかで介護状態の母親との関わりをどう理解してこれからの生活がどうなるかということを息子に理解させられるかがポイントになるような気がします。

これは高齢者夫婦とは違った関係性があるようで高齢母親と息子という関係はまた厄介な支援となるようです。

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