今日前場株価1万を超えている。10040円10035円、ドル円で84円、ユーロ円では111円。興奮。その一方で経済の停滞をもたらした責任は誰にあるかとも思う。
12月11日の日経「経済教室」に「家庭医と専門病院分業を」という八代尚宏氏の小論が掲載されている。おもに医業分業を扱っている。なかで医療介護についての論旨は「高齢者医療と介護保険は密接な連携が求められている」という。「より重度の要介護者に重点的に配分すべき」と、」社会福祉法人中心の施設介護の見直しが必要」と述べて「現行の介護報酬を維持する一方で、介護サービスの価格は自由化し、市場での需給に委ねる」という主張は過激だ。たとえば居宅介護支援費1万円を介護報酬で支給するがそれとは別に自分のところの居宅介護支援は介護状態改善をもたらす業務提供でそれなりに能力開発や業務管理の費用がかかっているので2万円でも3万円でも自由に価格設定すべしという主張だ。商品に自ら価格をつけたいとは思うが、この主張では居宅介護支援業務の透明性がない状態では市場価格の成立と市場の需給は機能しない。