自宅で療養できるようにベッドなどレンタルして準備をしていたが、退院できずに身罷った家族のところに悔やみにいった。家族など退院ができるとおもっていたようで、悔やみをいっても「ベッドも用意した」と、病状を聞いても「ベッドも用意した」と話はどうしてもベッドに行く。この様子から思うに、一度も自宅に戻れなかったことがよほど悔しいらしい。話すことから思いやることがアセスメントに通じる、話さないことも思いやることも重要な情報だ。
歩行がままならないのでポータブルトイレで排泄の問題に対応するとポータブルトイレ購入費だけの負担、歩行ができるよう歩行器と床の改修で解決すると歩行器レンタル費と住宅改修費と掛かる。当面の負担額は数倍の開きがあるが、将来の介護状態を考えると介護のトータルコストは逆転する。介護のトータルコストからも提案することもできる。