浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

雑感

2013-06-08 22:01:27 | 日記
 今日は午前中、ひろたまさきさんの『日本帝国と帝国意識』(有志舎、2012)を読んだ。著者からいただいた本なので大事にしようと、線も引かず、書き込みもせずに一度読んではいたのだが、7月の研究会報告の材料としてもう一度読み込まないといけないと思い、今度は線を引いたり、付箋をつけたりしてじっくりと読んでいる。最後まで読み終えていないが、あと少し。とてもよい本だ。近代日本の国民国家建設は同時に国際的には帝国主義国家として登場するという認識については、以前ひろたさんと話したときから、ボクも共通の認識として持っている。

 広田さんの問題意識を継承しながら、7月の研究会報告の内容をつくりつつある。

 午前中、友人のお見舞いに行く。もう「生還」は望み得ない段階に来ているが、彼は最期の最期まで、生き抜こうとしているのだが、その壮絶な生に教えられると同時に、つらさをこらえながらのお見舞いである。

 午後は畑。じゃがいもをすべて収穫し、雑草を抜いた。午後4時頃から7時頃まで畑にいた。ボクは顔に日焼け止めクリームを塗り、首にタオルを巻き、顔だけを出す帽子を被って畑仕事をする。じゃがいもは豊作で、畑仲間からほめられてボクはいい気になっている。土の中からたくさんのじゃがいもが出てくる、大いなる喜びだ。
 今日はほかに大根、蕪も収穫。
 種を蒔いていたごぼうの芽がでていた。さといもやしょうがの芽もだんだん大きくなる。枝豆は実をつけ始めた。

 小さな種を畑に蒔いて、時々水遣りをし、堆肥を畝と畝の間に置くと、いつのまにか大根となる、当たり前かもしれないが、ほんとにほんとに小さな種が大根になるのを見ると、自然ってすごいなあと思う。

 帰宅したら、『遺稿集』についての礼状が届いていた。パンフレットをつくるのだと思っていたが、今日その本をいただいて驚いた、という内容だった。

 何といっても400頁の本。この本の製作に、ボクは莫大な時間を投入している。製作を依頼されて引き受けた以上、全力で製作するし、また決していい加減なものはつくらない、というつもりで製作にあたった。ほぼ半年かかった。

 遺稿集の著者にあまり好感を抱いていない町田の住人からも、本としての評価をいただいた。感謝感謝である。また東京に住むもと新聞記者からも、すごい本をつくった、といわれた。

 こうしてボクが力をいれて製作したものについて評価していただくのは、とてもうれしい。特に町田の住人は、すでに何人もの遺稿集を製作しているので、その住人からどんな評価をいただけるか気になっていた。見る前に捨ててしまうのではないかなどと心配をしていたが杞憂だった。

 一日一日があっという間に過ぎていく。来週は、御殿場に調査に行く。それもとても楽しみだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする