浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

頑張るべき時

2013-06-29 06:59:41 | 日記
 昨日某中学校を訪問した。その中学校には、知的障害や発達障害の子どもが通学していた。驚いたのは、その子どもたちには母子家庭が多かったことだ。

 実は、ボクも幼いときに父を亡くし、母子家庭で育った。しかし母が教員免許をもっていたので、一応収入があったことから大学にまで進学できた。運が良かったのだろう。もしそうでなければ、つまり非正規労働など不安定な収入であったなら、大学への進学は難しかっただろう。

 現在の経済労働状態では、安定的な経済生活を維持するのは並大抵の努力では追いつかない。派遣労働が製造業にまで解禁された小泉自民党政権の頃から、不安定な就労者は増えこそすれ減ることはない。

 母子家庭のお母さんたちは、家庭生活を経済的に成り立たせるために必死に生きているのだろうと思う。そうした状況の時、もっとも大変な生活をしている人々のための政策は後退(生活保護費の減額など)し、憲法を変えたり、自衛隊を国防軍にして海外派兵を推進しようという人たちの、政界での声が増大している。今度の参議院議員選挙では、もっと増える可能性がある。

 「戦後」とよばれる現代の、もっとも厳しい時期が到来するだろうとボクは考えている。ボクは、日本の過去の戦争をずっと研究してきた。戦争を始める者は戦争の修羅場には立ち会わない、いつも安全なところにいる。生死を分ける前線にいるのは、いつも庶民だ。

 ボクは日本が再び戦争をする国家になって欲しくないと、強く強く思う。戦争をする国にならないように、自らの力を出し切っていきたいと思う。

 今日から講演のために一泊二日、家をあける。したがって、自民党憲法草案についての検討は、中断する。

 いくつかの記事を掲げるので読んで欲しい。

http://mainichi.jp/feature/news/20130627dde012040002000c3.html

http://www.kenpou-media.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=42

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/87524

 アメリカの「ジャパン・ハンドラー」たちも、安倍政権への肩入れし、軍需品などを日本に買わせて儲けようとしているようだ。アメリカの野望をもっと知るべきである。


 
コメント
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