浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ひまわりの種

2013-06-15 06:19:25 | 日記
 昨日、湿り気を帯びた花壇にひまわりの苗を植えつけた。ひまわりを、ボクは毎夏咲かせる。夏の暑さとひまわりは相性がよいとボクは思っている。

 強烈な熱を浴びせかける太陽に向かって、ひまわりは一歩も引かず、その花弁を太陽に向け続ける。もちろんひまわりは、太陽と闘っているわけではない。ひまわりには、夏の太陽が必要だ。それなしにひまわりは、花弁を開くことはできない。

 

 春、ボクはいつものようにひまわりの種を蒔いた。しかし、今年、種は種のままであり続けた。あまりに芽が出ないので、ボクは土をかきわけてみたのだ。種はそのままであった。

 ボクは、芽を出さない種をあきらめて、さらに一袋の種を購入し、芽を出さない種を蒔いたポットに、さらに種を蒔いた。

 しばらくして小さな苗が、次々と出てきた。最初に蒔いた種からも、いつしか芽が出てきて、小さなポットにはいくつもの芽がでてきた。

 そういえば、今年の春は気温が低かった。ひまわりの一生には、やはり太陽の熱が必要なのだ。

 今、ひまわりの苗はさらに伸び続けている。

 今年の夏、花壇はひまわりだらけになりそうだ。黄色い花弁が、太陽に向かって開き、太陽は熱を浴びせかける。ひまわりは、太陽に抗しているように見えて、実は太陽の熱に焦がれている。

 その直截の関係がよい。

 昨夜、ひまわりを植えつけた花壇に静かに雨が降り注いだ。その雨で、ひまわりは花壇の土になじむことができたであろう。あとはただ、自らを太陽に向けて自らを大きくしていくだけだ。太陽は、それをみつめながら、暖かい熱を送り続けることだろう。

コメント
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