浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

シャッター通り

2014-11-03 23:14:42 | 社会
 こんな時代がくるとは思わなかった、というのが、実感である。その一つは、どこの都市でも中心街がさびれてきたことだ。

 1日、2日と静岡県富士市にいき、2日は富士市内を巡見した。富士市と旧吉原市の旧市街地を訪問した。いずれもシャッター通りとなっていた。

 だがこれは地方都市のほとんどの姿である。浜松市も例外ではない。浜松市はシャッター通りとはなってはいないが、居酒屋などが中心街には増え、昼間通行している人はとても少ない。
 その反面、広大な駐車場をもつ校外の大規模店舗には多くの人が集まる。浜松市の実質的な支配者は、浜松駅周辺の中心市街地が衰退し、校外の大型店舗に人が集まっても、それはそれでいいではないか、中心が駅周辺になければならないという必然性はない、という。とするなら、もう浜松市の中心街に人が集まるように積極的な施策はなされないだろう。

 しかし、旧吉原市では、地域のNPOが自主的に旧市街地の賑わいをあらたにつくりあげようと努力している。
 
 考えてみれば、校外の大型店に落とされたカネは、おそらく東京へと流れていく。地域にはカネがまわらない。現在の一極集中を是正するためには、できうる限り地域にカネが巡回するようなつかい方をしていくことが肝要だ。しかし、自治体の広域合併にみられるように、そうした地域を地域として認めないという施策が進められている。

 今後のありかたは、地域というものを再発見する努力を、たとえば旧吉原市の活性化を追求しているNPO法人のように、していくことが必要である。そのためには、地域の歴史を掘りおこすこともひとつの手段になるのだろう。

 地域の歴史を掘り起こす作業に手を貸していく作業を今後もしていかなければならないと思う。
 

 
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安倍首相のこうした事実をしることは大切だ。

2014-11-03 23:06:54 | 政治
 次の文をしっかりと読んで欲しい。在日韓国人経営のパチンコ人脈と安倍首相とのつながり。ネトウヨが知ったら、びっくり仰天するだろう。

http://lite-ra.com/2014/10/post-594.html
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2014-11-03 22:44:04 | 日記
 『週刊金曜日』という雑誌が発刊される前、当時つきあいのあったその初代編集長W氏に頼まれて、浜松市で本多勝一氏と筑紫哲也氏の講演会を行った。そのときのスタッフが、今年からまた会い始めている。3月、そして11月。
 昨日、そのいわば同窓会があった。その背景には、日本の危険な道行きに危機感を持ってきたことがある。

 ボクは一貫して日本の政治に関心と異議を申し立て続けているが、スタッフの中には、しばらくそうした場から離れていた人がいたのだが、それではいけないと思い始めたのである。

 スタッフの仲間たちは、様々な活動を地域で行っている。それぞれの場で、コンフォーミズムの強い力に抗して、自分自身の生き方を追求している。

 そのなかに自然保護運動をしている仲間がいる。彼は掛川市に住んでいる。彼から猪の話を聞いた。

 昨今、農作物を猪が荒らすということしばしば聞くようになった。今まで出没したことがないような地域に猪がでる。その背景にあるのは杉檜などの植林により自然林が少なくなっていること、同時にそうした植林したところの世話をしなくなったこと、さらに放棄された農地が増えてきたことがあるということだ。考えてみれば、猪が人家の周辺に出没するのは、人間の側に責任がある。にもかかわらず、掛川市では毎年500頭(子どもの猪も含めて)を殺しているというのだ。その殺処分に際して行政から成獣1頭につき1万円(さらに増額されるようだ)が支給されるというのだ。

 昨日ボクたちは県立森林公園内にある宿舎に宿泊し、今朝は山の中を歩き回った。そのとき、猪がミミズをえるために掘りおこした跡を各所で発見した。またたくさんの野鳥をみた。

 ボクは農作業を始めたときから、自然の中にある自分自身を発見し、それに喜びを感じたが、今日も山歩きの中でそれを感じた。

 人間の勝手により自然を平然と破壊する(動物を殺処分する)人間の奢りを感じた。
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