浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

IDIOCRACY

2014-11-17 17:50:49 | 日記
IDIOCRACYという映画のDVDを購入した。IDIOCRACYは、idiocy-cracyを合成した語である。idiocyとは、愚かさ、バカさ加減という意味。Your idiocy is showing. は、「ばか丸出しだな。」という意味となる。-cracyは、「政体、政治、政治勢力、政治理論」。となると、このidiocracyの意味は、“ばか者どもの政治”ということになる。
 この映画、近未来SFコメディである。知能指数の高い人(知能指数の高い人が能力があるという考え方をボクは支持しているわけではない)たちが子どもをつくらず、知能指数の低い人たちがたくさんの子どもをつくる。
 21世紀はじめのフツーの男女が1年間の約束で冷凍保存の実験台になるのだが、しかし実際は2500年の世界に入り込む。するとそこはアホばかり。映画の趣旨からすると、知能指数の低い人の子孫がほとんどを占めるようになったというわけである。人々は何も考えず、何も生み出さず、ぼけーっと日常を生きている。
 フツーの二人は2500年の世界で危機に陥りながらも、フツーの能力を発揮して「改革」を行い大統領となる。

 本を読み、頭をつかって考えよ、ということを、裏側から描こうとしたものだ。

 この映画、園子温さんの本に紹介されていたものだ。笑いながら見ていて、だんだん笑えなくなる、というので購入した。アマゾンで980円だった。

 しかしこれはよほど親しい人にしか見せられないものだ。

コメント
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